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「鎌倉殿の13人」のラストが「ザ・三谷幸喜だった」という感想。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が12月18日に最終回を迎えました。ラストは義時の死の場面だということは明かされていたので、どんなカタチになるのかな~と自分なりに予想はしていました。
「義時が殺されると分かっていてそれを受け入れる」か「政子が間接的に義時を殺害する」かのどちらかかなと思っていましたが…私が思っていたよりもっとハッキリと政子が関わった終わり方でした。

見終わって最初に思ったことは
「いいなぁ…三谷幸喜、今すごいしてやったり感だろうなぁ…。」です。
あんな最終回を描けたら、脚本家としての達成感も満足感もハンパないでしょうね。

ラストにスパッと暗転になるところも舞台っぽくてよかったです。
「何年後…」なんていう穏やかな日常を見せたりしないで視聴者を置き去りにする感じがね。「どうだー!」って突きつけて来ますよね(笑)。

三谷幸喜の基本はコメディと言われますが、絶対違います。
コメディでくるんでいるだけで、人間ひとりひとりの心の叫びを生々しく、切なく描く人間ドラマです。「泣き笑い」なんです。

最終回はそんな「ザ・三谷幸喜」をみせていただきました。
一年間しっかり見続けた大河ドラマは久しぶりでしたが、最後まで見て良かったと思えるドラマでした。

少し前に私の大好きな「ショウ・マスト・ゴー・オン」が再演していましたが、この「鎌倉殿」の大成功を受けてしばらく三谷作品にスポットが当たりそうな気がします。
私も次は三谷さんの舞台を見に行かれたらいいな~。





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