見出し画像

コンプレックス先出のすすめ

「恥ずかしい」ってそのまま声に出してみた


先日、オンラインで仲良くなった友人とランチに行った。

その子はすごく美人で素敵でオシャレさんで
いつか会いたいな!と思っていたから、
声を掛けてもらって即「いく!」
と返事をしたくらいすごく楽しみだった。

でもヘアセットするために鏡の前に立つと
ワクワクした気持ちが一瞬で萎んだのがわかった。


前髪の分け目から、白髪がキラキラと目立って
「こんな自分で会うのが恥ずかしい」
と感じてしまったから。


きっと実際に会ったら、
友人は私の頭をチラッと見て
「白髪ある」ってガッカリするんだろうな
と勝手に被害モードの妄想が始まった。


頭では、
誰も私の髪なんて見てないよ。
あの子はそんな風に人を見たりしないよ。
と、思うのだけど、どうしても気になる。

だって私は人を白髪あるかな?
って絶対見るから。

でも私の場合、
「ある」とわかると、安心するし
「ない」とわかると、ガッカリするのだけど。


見えるところ全部抜いちゃおうかな、とか
やっぱり今日会うの辞めようかな、とか
なんでちゃんと美容院行ってないんだよ!
とめまぐるしくいろんな感情がぐるぐるした。


このまま、それ続けるの?

だけど、ふと考える。


私は今までこうやって
自分の中にいる「許せない自分」を
隠して否定し続けてきたから

勝手に悲劇のヒロイン演じて
傷付いたり、動けなくなったり
自爆をし続けてきたって
やっと気付いたばかりなのでは…?


それならば、
「白髪が目立つ私」も
「白髪を恥ずかしいと思っている私」も
両方とも事実なんだから
否定せずに外に出してみることにした。


「白髪を染めてないから、会うのが恥ずかしい」
とそのまま、友人に伝えてみた。
(勝手に巻き込んでごめんね、ここで謝る。笑)


まだ会ってもないのに、
自らコンプレックスを伝えるなんて
人生初の経験だったけど、

なんというか、、、
すごくスッキリして
晴れやかな気持ちになった!


事実をただそのまま言っただけだけど、
不安やソワソワが一瞬で消え去り
ただただ、楽しみでしょうがなくなった!


そもそも隠し事が、大の苦手なのに

私は本来、隠し事がちょっともできなくて
思ってることダダ漏れで
なんでもオープンに言ってしまう性格なのに

事実を受け入れられない自分を
都合が悪い隠し事として
どんどん内側に押し込んできたから
めちゃくちゃ苦しかったんだなと
腑に落ちた気がした。


「自分を恥ずかしいと思わない」って
最初からハードルが高いけど

自分の事を恥ずかしいと思う、自分の存在を
そのまま認めるならこれからもできそう!

他にもまだまだたくさん
コンプレックスとして隠していることがあるけど
「私のこういうところがすごく恥ずかしくて、
ずっと悩んでるんだよね!」と
誰かに言えたら、もっともっと
生きやすくなる気がした。

私は単純だから
一回できたら全部できる気がする!

まずは夫に、色々聞いてもらおっと!


以下、完全に余談です


ここからは、ただ語りたいだけの
「私と白髪の関係」について。

小学生の時にはすでに白髪があって
「なおちゃん、ここに白髪あるよ?!」
と友達から言われた日には
死にたい!消えてしまいたい!と思うくらい
すごく恥ずかしかった。

だけど当時、世界の中心は私よ!くらいに
セルフイメージがめちゃくちゃ高かったから
完璧ではない自分が少しも許せなかった。
(そもそも全然完璧ではないのだけど)

いつも誰かに白髪チェックされている気がして
(自意識過剰もいいところ)
ソワソワ落ち着かなかった。


中学生になると、市販の白髪染めで染めてみた。

元々髪質が真っ黒ではないから、
ちょっとだけ茶色にしたら「髪を染めただろ!」
と部活の顧問から呼び出され怒られたけど

私だって染めたくて染めたわけじゃない!
まだ中学生なのに白髪染めする女子の気持ちなんて、このこのおじさんになんてわからないんだろうなとすごくムカついたし、自分がすごく惨めに思えた。

一生こんな思いをしなきゃいけなんだ
早く白髪があっても違和感ない年齢になりたい
きっと人より早く頭が真っ白になるんだろうな
白髪染め代が人より高いんだろうな、
と、いろんな考えが次々浮かんできて
気が重くなっていた。


高校生からは
堂々と美容院で月1白髪染めをするようになり
大学生でも続けていたんだけど、

就活が始まっても月1
美容院で真っ黒に真っ黒を重ねる
根本の白髪染めを続けていた私は
今思うとちょっと異常に感じる。

就活でバイトも減らしていたから
そんなに収入なかったはなずなのに
代官山の美容院で2~3万を毎月掛けていた。


社会人になってからも
ずっと白髪染めを続けていたんだけど

会社の大きなエレベーターで
誰かに後ろに立たれるのがすごく苦痛だった。

明るい電気の中、
背の高い人から見下ろされたら
白髪がバレて、「うわっ」って思われるかも。
できれば1番奥に乗りたい。
毎日そう思って憂鬱な時間だった。

他にも結婚したら
夫と毎日一緒に生活するから隠せない
妊娠したらそんなに白髪染めできないかも
と、結婚前に体質改善したい!と
病院に通って漢方を飲んだりもしてたな。
(改善されなかったけど)


あとは白髪に効くものを調べまくって
サプリやら、ブラシやら、頭髪剤やら
マスカラやファンデーションなど
いろんなもの試しまくったな〜
(個人ブログの噂レベルのものまで。笑)

オンラインで仕事するようになって
目立たないのは気が楽だけど
「隠し事をしている」感覚が
なんとなく苦しかった気がする。


高校生くらいからずっと
髪型選びは「白髪基準」で
前髪も白髪が目立たない分け目にする、とか
カラーも白髪染めの中で考える、とか
とにかく白髪の存在に縛られていた。
窮屈極まりない!!

そう言えば子供の頃から
同じように白髪がある姉は、
いつも全然気にしてなかった。


高校生の時も白髪目立っていたから
お節介に「白髪目立つよ!」と伝えても
「そうだね〜気にしてない」
と言ってた気がする。

同じことでも
気にする、気にしない
悩む、悩まない
って全部自分次第なんだよね。


気付けば私も35歳
年齢的にも白髪がある自分を
そろそろ当たり前と受け入れていい頃だ。

あっ、でもやっぱり目立つのはやだから
縛り付けるのはやめるけど
キレイを保てるようにケアはしよっと!

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?