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もしものせかい

私はここ数日、ちょっとぐるぐるしている。
(得意の迷走が始まる5秒前状態)


ちょっと前に、直感でサクッと手放したものがあって、その時は自分1人で決断できたことにすごく晴れやかなスッキリした気分だったのに、時間が経てば経つほど

「やっぱりあの時、手放さなければよかったんじゃないか」

という、考えがおおきくなってぐるぐるしてしまう。


この「もしもあの時こうしていれば…」を考えている時って、今の現実ではない、【もしものせかい】を生きているってことなんだよね。

【もしものせかい】とは、昨日ちょうど次女が保育園から借りたヨシタケシンスケさんの絵本「もしものせかい」から拝借して、昨日からドヤ顔で使っている。笑


でね、その絵本の中にこんな言葉が書いある

きみにとって とてもだいじなものが
もしものせかいに いってしまったとき
もしものせかいがおおきくなる
かわりに、いつもせかいは
すごくちいさくなってしまう。
それは とても つらいことだ。
たっているもの やっとかもしれない

ヨシタケシンスケ(もしものせかい、より)

ちなみに私は、とても強欲なジャイアンタイプなので、執着するのは「とてもだいじなもの」だけじゃなくて、全部手放したくない!だったりする。悲しいけど。


だから手放したものに執着するときって、大抵それは「とてもだいじなもの」ではなくて、「あったらいつか得するかもしれないもの」だったりする。


「とてもだいじなもの」じゃないものに執着するって、無駄なエネルギーを使って疲れるだけじゃなくて、自分への信頼がガタ落ちする原因にもなる。


自分が決めたことを後悔する=自分の決断を否定しているだから、私はいつもこうやって、どんどん自分の決断に自信が持てなくなって人に決めてもらったり、そもそも決断を先延ばししたりを繰り返してきたよな。と思う。


話を戻して、なんで【もしものせかい】にいってしまうかというと、ズバリ「不安」だから、だと思う。


不安にも種類があると思っていて、代表的なのが「過去への執着」と「未来への妄想」の2つ。


今の私は、過去手放したものに執着して不安になったけど、未来の妄想からくる不安って例えば、出産とかね。

長女妊娠中に、産院の院長先生がこんな話を教えてくれたことをよく覚えている。

この世界で出産が不安になる動物は、人間だけ。
なぜなら人間以外の動物は、未来を想像することができないから。
そもそも自分が妊娠していることにも気付かないし、出産が痛いとかどんなものとか、出産まで知らない。
出産が怖いと思うなら、それは情報過多で未来を考えすぎているだけ。

(こんなに覚えているのに、何度もこのパターンにおちいる私って…)


で、この「不安」から抜け出す方法として、天然でマインドが安定して整っている夫から教えてもらった方法を試してみようと思う。


夫とは、20年一緒にいるけど、一度も「不安」になってそうな姿を見たことがなくて、どんなことも「うまくいく」と心から信じているように見えるから、

「不安に押しつぶされそうになることないの?」
と以前聞いたことがあった。


もちろんあるよ。だけどそういう時はとにかく
《今のしあわせに全力で集中するだけ》

と教えてくれた。
正直その時は、「今のしあわせに集中できないから、こうなるんだよ!」と思っちゃったけど、


「不安」ってまさに【もしものせかい】をおおきくしているだけだから、
そこに気がついたら、ちいさくしぼんでしまった【いまのせかい】をおおきくするために《今のしあわせに全力で集中》ってことになるのかもと、今思った。


よし、《今のしあわせに全力で集中》して、また少しずつ【いまのせかい】をおおきく育ててみよう!


おしまい

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