🇫🇷じゃがいもとワクチンとかかりつけ医

フランスには、パーマンティエという庶民的代表料理がありますが、これは種痘接種の推進やじゃがいもの普及活動で知られる、18世紀の薬剤師・農学者・栄養学者アントワーヌ・オーギュスタン・パーマンティエにちなんで名付けられた料理です。

肥沃な土地でなくても育つジャガイモは1640年代に南米からヨーロッパに持ち込まれ、主にアイルランド、ドイツで家畜用飼料として栽培されていました。フランスでは、芽を食べた人の食中毒や、ハンセン病を起こすと考えられ、1748年に法律ででその栽培が禁止されています。

1770年代、フランスで飢饉が続き国民に栄養価が高く安く供給できるジャガイモを食用に普及しようとパーマンティエは考えましたが、危険であると激しい抵抗に会います。そこでパーマンティエは何をしたか。

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