世界の摩訶不思議な家__3

Netflixで「世界の摩訶不思議な家」#3を見ました!

今回紹介するのはスイスにある物件です。

1軒目はフランスとイタリアとの国境に近いアルプスの田園地帯にあります。冬の寒さが厳しそうな外の景色と違い、家の中は床も壁も天井もパイン材が使われており温かさが感じられます。キッチンの天板や壁は御影石ですが、内装に使われる素材を1つか2つに絞ると、室内に統一感が生まれ、常に整った印象を与えるそうです。

ポルトガルの物件にもありましたが、この家も不思議な形をしています。上から見るとアルファベットの「V」のような形をしているのです。これは設計をした建築家の提案だったそうです。

山間部での建設工事ということもあり、建築資材を運搬するトラックが現場まで入れない為、この家は各パーツを工場で生産し、それをヘリで運んで現場で組み立てたそうです。組み上がるまで2日かからなかったとか!驚きです。

2軒目はスイス南部、マッジョーレ湖畔にある物件です。湖の周囲にある山の傾斜に沿って建てられたコンクリート造りの四角い家からは、想像を超える絶景が望めます。この景色を楽しむために建てられたのでしょうね。

絶景を楽しめるリビングルームの反対側には中庭があり、上手に風を通す設計になっています。室内に光を取り込む役割もあるようです。「光」の取り込み方は建築設計において重要なのですね。

穏やかで寛いだ雰囲気のある別荘なのが、見ているだけでも伝わります。思わず長居してしまいそう。

3軒目はチューリッヒ湖と、そのすぐそばを走る電車の線路との間にある狭い土地に立つ物件ですが、デザインがとても斬新です。正面から見ると、アルファベットの「S」を横に引き伸ばしたような形なのです!家の壁が半円を描いていて不思議です。

そして線路との距離が近すぎます!
電車が通る時の騒音対策として、線路に面した壁は一面コンクリートの絶縁壁にし、反対側の道路に面した窓ガラスは三重ガラスを使用しています。さらに壁と床には換気システムを入れ、あまり窓を開ける必要がないよう設計されています。

内装は白を基調としており、清潔で整った印象です。S字の半円部分と線路側の壁面以外はガラス張りなので、室内はとても明るく開放的です。少し外からの視線が気になるかもしれませんが…。

4軒目はスイス中央部、ルツェルン湖を見下ろすように建つ物件です。オーナーさんは高級車を6台も所有する方で、そのコレクションを保管するために設計された建物と言っていいでしょう。

道路沿いに巨大ガレージがあり、その上に居住空間があるのですが、道路から見上げるとまるでエジプトのピラミッドのよう。ガレージ脇の扉を開けると、高い天井から暗い照明の当たる長い廊下が続いていて、突き当たりに居住空間へとつながるエレベーターがあります。まるで本当に古代ピラミッドの中に入って行くようです。

内装は基本的にシンプルモダンなのですが、キッチンのインテリアなどは至る所に車や車に関連する部品が使われていて、遊び心も盛り込まれています。

ポルトガルに続き、スイスの物件でもアルファベットの文字の形をした建物がありましたが、これも建築デザインのトレンドだったりするのでしょうか?!

次回はとうとう日本の物件が紹介されます!楽しみです!

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