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私が悩みに悩んできたこと(アラサー)

前回の記事で、新卒で入社した会社で「気持ちが途切れた」ので
もう働き続けられなくなった、ということを書きました。

この時点で28歳。そしてとても幸いなことに、隣の部署の上司が、
私もよく知るお客様が日本で新しい部門を設立するのに秘書を探している、とのことで声をかけていただき、まったくの未経験で採用していただきました。

ところが、入社して3日働いたところで、私は左大腿骨骨折というけがをしてしまいます。入社に必要な顔写真を撮影しに行った写真館の階段で転んでしまったのです。
本当に何もしないのに、かつ、必要で採用されたポストだったのに、いきなりいなくなる・・・大迷惑をかけてしまった私は、本当に針のむしろのような気持ちでした。たしか出社できるようになったのは半年くらい先だったと思います。
ほんっっっっとうに申し訳ない・・・!!!その気持ちがあったから、いろんなことを乗り越えました。一生懸命やりました。その会社は外資系で、正直クセのある人たちも多かった。自分の業務を進めるために他人を大切にできない人たちも多かった。私は「気持ち」のつながりがとても大切でしたので、悲しい想いをすることも多かったですが、尊敬できる上司たちが何人かいて、尊敬できる同僚たちがいっぱいいて、なんとかバランスを保てていました。

でも、30代になり、秘書からマーケティングへの異動もあってから、大挫折を経験しました。
やったことのない業務で壮大な結果を出さなければならなくて、かつ、苦手な管理業務や、知らないスキルもいっぱい使わなくてはいけなくて、それを一人で背負いすぎて、パンクしたんです。
仕事が変わる前にあるプロジェクトの業務も抱えていて、その疲れも抱えたまま新しい仕事に向かったということもあり、体も心も切羽詰まってはいました。

まず、最寄駅から会社までの10分強ほどの距離を自力で歩けず、毎朝タクシーに乗って身体を運んでもらわないと会社にいけない状態になりました。
疲れがたまって業務効率も落ちていたことも理由にはあったと思いますが、とにかく時間がかかってしまって、終電で帰れる日が「早く帰れる日」という日々で睡眠時間が極端に減っていました。
そして、ある日突然「もう無理だ」となって、上司から「2週間休むように」と指示を受けます。山のようにやるべきことがあったのに、サポートしてくれる派遣社員さんにどさっとそれを丸投げして、私は仕事から2週間離れました。

この「全部ひとりでやろうとする」「助けてと言えない」「できないと言えない」は、そこからも長く私を苦しめてきました。

そして、実はここにはもう1つ大きな要因がありました。
「自分のやりたいことをやっていない」ということです。
2週間休むよりも少し前に、私がすごく記憶に残っている出来事があります。
ある業務依頼が他部署からきたときのことです。上司が私に言いました。
「これ、やる?やらない?どうする?どっちでもいいから決めていいよ」
私はそのとき、猛烈な怒りを感じたんです。
「やらないなんて選択ができるはずがない。でも、この人は私に選ばせて、”だってあなたがやるって言ったんじゃない”と責任を押し付けようとしているんだ!!!」って思ったんです。

今思えば、上司にはわかってたんでしょうね。私が受け身に仕事をしていたことを。そして、私が自分で決めることで、将来リーダーシップを取れるようになってほしい、って思ってくれたんでしょうね。

でも、私は「やるべきこと」を間違いなく、求められている通りに実施するのに必死すぎて、自分で判断することさえ怖かった。
加えて「私はこれをやりたい」という思考は仕事に関しては1つもなかった。
だから、今思えば、自分で責任をとれず、すべて他人の指示を仰ぐことに忙しかったし、自分で進めるための工夫もできなかった。自分の中で決めていないことだから、逆境に立ち向かうエネルギーがなかったんです。

「全部ひとりでやろうとする」「助けを求められない」って、逆に受け身というか、指示されたことをやってるだけとも言えますもんね・・・

これは、50歳すぎまで、気づきませんでした。
何事も、気持ちを大事にして、エネルギー高くやりたい!って願いつつ、
自分がやりたいことがなかった
って、結構衝撃でした。

このあたりから、私のショッキングな気づきが増えていきました。
自分自身がどんな人だったのかを突き付けられるような機会が次々とありました。

でも、だから、今の私がいます。
前進欲が強いので、転んだら、必ず何か掴んで起き上がってきたので。

さぁ、ここまでで30代半ばです。
これからまた濃い~い体験が続きます。

自分の体験を言語化する目的で書いています。
もしまたこちらを読んでくださる方がいらしたら、感謝です、心から!!
ありがとうございます♡


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