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夫がサラリーマン卒業:今の気持ちを記録

先週末、夫が60歳の定年を控え、
最終出勤を終えました。

65歳までの再雇用は受けないという
選択をした彼。
今は有給休暇期間中なので、
ただただゴキゲンです。

そして、そんなゴキゲンな夫を見て
私もなんだかゴキゲンになる、
そんな日が続いています。
今まで支えてくれたこと、
苦手なことも投げ出さず、
頑張って乗り越えてきたこと、
感謝がいっぱいという感じでしょうか。

ここから先、私も不安になったり
いろいろな気持ちが湧いてくるかも
しれませんが、
またいつかこの穏やかな気持ちに
戻ってこれるように、
今感じることを記録しておこう
と思います。

夫は、新卒で、自分がとても
好きなものを扱う会社に就職。
好きなものだからこそ
営業で数字を出さなければならない
苦しみも経験したみたい。
でもやっぱり、
好きなものに関わる喜びは
いろんな場面で彼に
力を与えてきたと思います。

私は転職を6回してきたので、
これまでと違う世界に
自分で足を踏み入れて
新しい生活をスタートすることも
経験してきていますが、
夫は、自分から一歩踏み出すのは
新卒以来初めてです。

どちらかというと、
冒険を好まず、変化も好まず、
リスクを取ることを極力選ばず、
自分の世界を自分で広げることもせず、
今与えられている環境の中で
「やるべきことやらないと。
人生ってそういうもの」と
ちょっとため息もつきながら
真面目にコツコツやってきた人です。

その人が、
年をとって身体が動かなくなる前に
好きなことをやるんだ!と
潔く退職しました。

経済的なことも
「なんとかなるだろう」って。

今は、
最近スタートしたギターの練習や
バイクでの旅行、
温泉旅や、おいしいもの食べあるきなど
楽しい遊びでワクワクが止まらない
みたいです。

なかなか意外で、
それを見ている私は
愉快な気分です。

私は、結構夫に経済的にも
支えてもらってきたので
これからどうなるのかな、という不安が
全くないわけではありません。
でも、今はむしろ、ここまで
支えてもらってきたので、
ここからは私が頑張ろう!っていう
気持ちが大きいです。
だから、昨年末から、
新しい分野の勉強も始めましたし、
このnoteでの投稿も、
少し先の自分に向けての
基礎作りです。

彼もいちおう
経済的なことは考えてはいて、
自分なりの理想の生活はイメージを
してるみたいです。

でも、今までの会社の仕事は
それなりに大変で
その隙間でこれからの準備をするほど
器用な人ではないので、
すべて、ここからのスタートです。

(まぁ、夫婦そろって、そんな感じですw)

ずっとお給料をもらい続けてきた人が、
2か月後には
お給料が入ってこない生活をします。
仕事を探しても、これまでのお給料と
同じ水準は臨めないでしょう。
男性ですし、
そこにショックを感じることは
きっとあるのではないかと思います。

でも、私は、そんな不安やショックも、
人生の1ページとして、
糧にしてしまえばいいと思っています。
私たちはきっと、何らかの形で
笑いながら生きていけるって
信じているんです。
根拠のない自信ですけど。

だから、彼が
これまで経験したことのない
不安に陥っても
「大丈夫、大丈夫!」って
笑っていられる自分でありたいなと
思うんです。

おぉ~、いい経験してる!
人生のページが増えたねー
その経験はいつか誰かを救うんだよ、
きっと!
って、本心で言える自分でおりたいと
思うんです。

今日夫は、職場の送別会に
いってきました。
珍しく自分で歩けないくらい
酔っぱらって帰ってきたんですが、
後輩が自分を慕ってくれていたんだって
すごく感じて、嬉しかったみたい。

面白いことを言う人でもないし、
スーパーパフォーマンスの人でもないし、
憧れられるような先輩じゃない
かもしれないけど、
彼はとっても温かくて、
裏表がなくて、
自分をむやみに大きく見せようともせず、
まっすぐ誠実に、
自分が出来る精いっぱいをする人です。

普段、自分がどう思われているかとか
あまり気にする人ではないと思ってたけど、
嬉しかったんだね。

よかったなぁと思います。

これからの新しい毎日、
いっぱい話し合いながら、
私たちらしく、楽しんでいきたいです。

何か大それたことが出来なくてもいい。
ご縁を大事にして、
その場その場でできる精いっぱいをして、
美味しいものを食べて
感謝して
笑って
生きていきたいです。

サラリーマンの枠がとれた夫が
全く自由な世界で
どんな選択をしていくのか、
私も楽しみに伴走したい。
そんな自分でありたいと思います。

1年後、これ読み返してどう思うかなー
でも、今の温かい気持ちは確かなので、
言葉にしておきます。



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