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私がさっき見たパパ


#エッセイ部門 #創作大賞2024


パパは七年前に亡くなった。

最近、毎日パパの夢を見ていた。

夢占いでは、金運が上昇するだとか、警告だとか書いてあった。

だから私は宝くじを買っていた。

でも全く当たらなかった。


今日、いつものようにパパの夢を見た。

家族4人で寂れた宿に泊り、でもその宿には敵がいた。

夢の中で私は動けず、電話のところまでなんとか行こうとした。

たどり着いたが、電話の線が外れていて、連絡を取ることが出来なかった。

それでも動けるようになった私は、家族みんなで敵をやっつけた。

1階に降りて、その宿を出ようとした私は、二人強い敵がいるのを知った。

頑張って戦って、目が覚めた。

目が覚めたら、パパがいた。

パパはパジャマ姿で座って、下にいる私を一瞥した。

私が、「パパ?」と言うと、パパは消えた。

横を見ても天井をみても、私は暫く自分がどこにいるか、わからなかった。

やっといつも自分が寝ているところだ、と気付いたが、自分の家だとは気付かなかった

すぐにlineでママに連絡した。

たまたま、ママが早く目が覚めて、

そんな話、他人に言ったら、おかしな人間だと思われるよ、と言った。

でも、現実にパパが現れた。

私は目が覚めて、はっきりパパの姿を見た。

何故、パパが私に会いにきたのか。

私は難病患者で、突然死の可能性が非常に高い。

パパも私も、人が亡くなる前、必ずわかる。

夢で教えられる、前日にいつもと違うことを体験する、感覚でわかる。

あたしは、どうなるのかな

怖い話でごめんなさい。

でも本当にさっき起きた話。

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