縁は異なもの

縁は異なもの、味なもの、という言葉を最近は聞かなくなった。
今日とあるワークショップに参加した。
そこで、たぶんどこかで、すごく親しく話しただろう、という人と再会した。
顔はわかるが、名前はわからない。
ワークショップのグループが一緒になり、しばらくは何も言わなかったが、意を決して話してみると、先方も同じように私に気づいてくれていた。
私は基本人見知りだが、この人には話せる、というスイッチが入ると、とたんに口が回りだす。
その人もそういう人だった。
向こうも同じように私のことを認識してくれていた。
めずらしく、またお茶でも飲みたいと思った。
そのチャンスは意外と早く訪れて、共通の知人が、ワークショップ後に、彼女と私をお茶に誘ってくれた。
そしてカフェでお茶を飲むなり、別の共通の知人の噂話を始めた。
ずるい私は、適当に話を合わせた。
別の日に、お茶や食事に誘わなくて本当に良かったと思った。
この人とはこれから楽しい時間を創れる。
それは間違いではなかったかもしれないが、なんかちがう、と感じたのも本当だった。
ピンと来てもしっくりいかないことはある。
タイミングがずれることもある。
縁があったとか、なかったとかはまた別の話。
それもこれも含めて、縁は異なもの、味なもの。
て結局どういう意味?

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