繋がったドット
転職が決まった。約2ヶ月間の奮闘。振り返ると短かったけど、到達できるのか不安な長い長い道のりだった。
転職活動を始めたのとちょうど同じ頃に、ノートに思ったことやメモなどを書き込むようにしていた。そのメモを辿りながら当時の気持ちを記していく。
転職活動は、以前書いた記事「人生のドット」から始まった。
転職すべきかどうかはわからないけどチャレンジしてみようか、そんな気持ちだったと思う。
思い立って始めたものの、予想を超えてかなり大変だった。何が大変かというと全力で自分と向き合う必要があるから。そして転職軸と志望動機に一貫性を持たせる必要がある。
名の知れた企業ばかり応募していた私に対して、担当エージェントからは「中小企業にも応募しましょう」と言われたが、ひたすら自分がやりたいことができそうな企業にばかり応募していた私。元々人前で自分の考えを話すことが苦手なのであれば、応募をしまくり、書類選考を通過することで、少なくとも「面接練習」ができるためこの方法はおすすめできる。
ただ、転職軸と志望動機を一致させるという作業は、行きたい企業にしか応募しなかった私ですらものすごい労力を使った。応募企業の業種もバラバラだったため、その企業に応じて変える必要があったということも大きかったのかもしれないが。
転職活動中盤、無事数社の書類選考が通り、順次面接を受けていた頃。
自分自身の棚卸しや面接対策に疲れてしまった。当時のメモ。
今の職場は怠けていても給料がもらえて、頑張るやつには仕事がたんまり与えられる。だからといって能力に応じた昇進・昇格は10年くらいは見込めない。自分の成長を抜きにすれば、頑張らない人が一番お得なのである。
だけど、中途半端に生きることの方がストレスに感じる私は、その自分の全力人生に疲れるという悪循環に陥っていた。
自分一人で悩んでも仕方ないのでとにかく本を読んだなぁ。
特に影響を受けたのは、この本。
某企業の一次選考に通過し、面接のフィードバックに書いてあることを読んだ時、例のドットがタタタタタターッと繋がっていく感覚があった。
今まで全力で頑張ってきたのはやっぱり無駄じゃなかったんだと思った。安定した仕事だからとあぐらをかかず、仕事に対して芯を持って頑張ってよかった。
その後は、とにかく自分の中にある信念をうまく言語化していけば、通用するという確信を持つことができ、無事に2社から内定をいただくことができた。
内定をもらえた後も大変だった。どの企業を選べばいいのか分からない。そもそも本当に転職するべきなのかも迷う。こんな幸運な悩みができたことは嬉しいけれど、この決断は絶対に自分で決めないといけない。人には向き不向き、得意不得意があるから、それをどう活かしていくかが大切だと思う。この仕事をしていたら、この企業で働いたら、かっこいい。みたいな抽象的な思いは捨てる。その仕事は私じゃないとできないのか、私がすべきなのかを根気強く考え結論を出した。
4月からはじまる新生活。緊張もするけど楽しみでもある。
自分で自分が誇らしいと思える人生を歩みたい。
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