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音楽と記憶。あ〜、懐かしいとなる感覚。

音楽には記憶が結びつく。だから昔聞いていた曲を聴いて懐かしいなと感じる。
最近はシャッフル再生することが増えてしまったけど、CDで聴いていた頃は1番からじっくり聴いていた。新曲をずっと聴いていたいからしばらくそのCDをリピートする。そうするとその時の記憶、感じてたこととか季節感とか日常が染みつく気がする。だから、「あーこの曲は秋によく聴いてたな。」とか思い出して懐かしくなるんだと思う。

ここ最近でいくと、数年前にK-POPにハマって、同じアーティストの曲を全曲シャッフルで2年くらい飽きずに聴いていた。2年間も同じ曲をずっと聴いていたから、曲に季節感も思い出も染み付いていない。そんな聴き方をしてしまったことに少し後悔している。アルバムが数枚出たくらいの新しいアーティストならよかったのかもしれないけど、かなりの曲数を一気に聴いてしまった。

そんな彼らがソロ活動をメインに活動(どのグループなのかはお分かりであろう)して、各自がアルバムを出し始めた。発売されたらやっぱりずっと聴きたくなるので1〜2ヶ月くらいはリピート。するとあの音楽に記憶がくっつく感じが戻ってきた。初めてのひとり海外で行ったパリ、新しい職場への不安と期待があった時期に聴いていたので、その頃の気持ちを思い出して胸がキュっとなる。しかも面白いことに前後の記憶がごちゃごちゃに結びついている。パリに行ったのはその曲を聴く前だけど、パリで聴いていた気がする。やっぱり人間の記憶は当てにならないな。

過剰摂取してしまった彼らの音楽が、これからは思い出と音楽が結びついていくんだと思うと楽しみだ。


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