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共産主義者、友人Kの思ひ出#7

淡路島別宅での友人Kの夜這い的行為 

名TV番組「俺たちひょうきん族」から派生した「つるたろうクリソツ指摘」事件でダウンした友人Kは結局膝を着いたまま立ち上がれず高校を中退し大検から一流大学を目指す事になる。
淡路島別宅なんか静かに勉強に集中できる環境だ。親父の学習塾の仕事を手伝いながら受験勉強に集中する心算である。

淡路島には塾の勉強合宿と称して若い女子達も泊まりにくる。
親戚の子やその友達も勉強を兼ねてフェリーでやって来る。

当然自然に仲良くなった。
ヤンキーの中森明菜激似の従姉妹が勉強する建前で女子の菊池桃子激似の友人を連れてフェリーとバスでやってきた。
従姉妹はヤンキーだか美少女で美少女の友達はさらにバリュー美少女だったという。(友人K 談)

従って「シコ×2×777」野郎のKの肉慾は俄然輝きを増す。
ある淡路島での夜、インテリゲンチャの血統を持つKは明菜と桃子が寝ている部屋に忍び込む事を決意した。
寝ているとされる桃子の肉体を触りペニスを擦りつけ異様なまでに勃起していたという。
当然そういったシチュエーションで女体を堪能したのは人生初だったのだろう。
桃子も寝たふりしてたのかもしれない。
いずれにせよそういった行為は反道徳的なものであるが。
身体を触るなどの行為で良く整体師系の人がニュースになったりAVのシチュエーションとしてプロットされ割と創作されているが、グレーゾーン的なものの一つとも想える。

厳密にはKは素人童貞で後に神戸福原のソープにバカ岸と来館しそこでデビュー戦、ファーストプレイを済ませた。が。

無職だった私は何かと理由をつけて400ccのバイクで淡路島に走った。
Kも基本、淡路島の山奥で暇でやたら電話をかけてきて来いという。
ある日、有名なオートバイの部品屋さんでやたら同じ時間に会うYAMAHA 400ccの女の子に話しかけ仲良くなった。
平日に新車のバイクに乗ってウロウロしてる二人笑笑
行き先はオートバイ部品屋さん。
梅田と箕面にあるので新御堂筋を走りちょうど時間を潰せる。
部品屋さんのバイク駐車場でヤマハFZ400Rの娘にスズキGSX400Rの小さい男が声をかけた。
「速いですか?」
「うん。」
当時最高速200キロ超えそして最軽量のレーサーレプリカタイプ。
FZ 400Rも同じタイプだ。
自然に仲良くなりスマホのない時代、電話番号も交換した。
FZの方が少しシートが細く足付き性が良かった。
同じくらいの背丈の彼女が難なく乗りこなしていた。
GSX400Rはブーツを履いて足もギリギリで納車同時にアンコ抜き加工してもらい、それでも短い足をバレリーナな如く伸ばして乗っていた。
坂道で信号待ちの時に立ちゴケもした。
少し後でカワサキからGPZ400Rが発売され
それにすればよかったと思った。

松屋町バイク街で始めは33万で中古のCBX 400Fのソリッド赤を見つけソレに決めていた。
父はキャッシュで即買ってやるという。
バイク漫画「ふたり鷹」に出てくる真っ赤なカワサキZ400FXの赤が欲しかったがなかなか見つからなかった。
父と33万のCBXを観に行った。
父は端数の3万円が気に入らずバイク屋の店主と交渉したがその店主はどうしても折れず、首を横に振り続け父は気分を害したようだ。
別に3万円ぐらい払ってやる。
気持ちの問題だ。
父が息子に買ってやるんやから。
とブツブツ言いつつCBXを諦め他の店に行く。

CBXソリッドはなかなか入荷しないという。
マッチもヨッちゃんも乗っていたツートンでも別に良かったが。

しかししだいにソリッドの赤一色が漫画少年サンデー連載「ふたり鷹」に描写されていた赤のカワサキZ400FX類似のいやそれ以上の魅力を感じ始めていた。

帰り道、父は「よっしゃ新車買ったる!」と横山やすしを彷彿させる口調で言い出し結局、結果、私は端数3万のおかげで保険、ヘルメット、ブーツ、グローブ、革のツナギ。
合計100万近くの新品、新製品のオーナーとなった。
1985年 Weare the Worldが出た年だったと想う。
ちなみに横山やすし師匠と息子、木村一八氏の年齢は父と私と一致した。
木村一八氏は当時、デュランデュランやカジャグーグーに心酔していた。
また同じ歳である坂上忍氏もブリティッシュロックに傾倒し自らロックバンドでシャウトしビリーアイドルの楽曲を日本語でカバーして「ユーケンデンス!デンス!デンス!」と叫んでいたのも1985年前後だったと記憶している。
木村氏、坂上氏も確か1967年生まれな筈で同級生だったので気になっていたので印象に残りその青春は忘れる事はない。

高校に行かせてやれなかった分、一年間遊ばせてやるというアウトロー稼業の父の持論だった。
週に3万円くれ働かず新車のバイクを乗り回す生活。
後に地獄を味合うことになるのだが・・・
高校へ行けなかった私のマイノリティな青春であることには間違いない。

また淡路島に行って、YAMAHAバイクの女子に電話する事になった。案の定すぐ神戸から淡路島のフェリー乗り場に到着。ヘルメットを両手で抱きFZ400Rにまたがっていた。
セミロングの髪の毛が風で揺れている。
なかなか絵になるシーンだ。
スズキとヤマハのレーサータイプの2台はノーマルだが集合管の充分に良い音を鳴らしてKの待つ山奥の別宅へ向かった・・・・      
                                               続く。




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