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(2023年6月末時点での)生成AIの期待とインパクト

昨年秋から世の中で話題になってから日々この話を聞かないとなっているChatGPTを中心とした生成AI。
日々の変化が激しいので、現時点(2023年6月末時点)での生成AIの期待とインパクトについてまとめてみました。

生成AIはDX化のキラーコンテンツ?

今までのAI、RPAやクラウドサービスをはじめとするDXツールと比較して、以下の特徴によって容易に利用され、DX施策としてはやりやすく、使われやすく、そして、結果が出やすいキラーコンテンツとして位置づけされると思います。
・(ちょっとしたコツは学ぶ必要があるが)特定のスキルや技術を覚えずにすぐ利用できる
・探し物をする、何かアイデアのたたき台を作ってもらうといった結構日常で発生する作業に使えるため、利用頻度や成果が分かりやすい
・時間やお金という点で見ても導入コストが低い

生成AIの利用用途

生成AIは、事前に学習された情報を基に、コンテンツ作成を行ってくれる機械学習手法になります。
現在の利用としては、人間からの言語メッセージをインプットとして以下のようなコンテンツ生成をしてくれます。
・文章生成
・画像
・動画
・音楽

日本でも様々な生成AIが生まれており、様々な業務・作業で使える幅が色がっていくことが期待されます。

インパクト

よく産業革命に例えられるのですが、便利なものが出てくる一方で既存のビジネスを破壊するという要素は当然持っています。
チャットGPTを例にあげると、文章作成関連、カスタマーサービスへの問い合わせへの回答、記事の執筆、法的文書の作成といった、これまで人間が担ってきた作業の一部を代替するようになり、今後の技術進歩によって代替範囲が広がり、ある業務・作業は自動化され、一部の方にとって職が奪われる状況も最悪生まれてくると思います。

ハーバードビジネスレビューの「生成AIを適切にビジネスで活用するためのフレームワーク」に述べてられるように、需要が高く、リスクの低いコンテンツ系の部分はどんどん生成AIの活用が進んでいくと思います。
一方で命やビジネスに影響を大きく与えるリスクの高いものについては、あくまで人のアシスタントとして補助ツールに留まっていくものと考えます。


この流れに抗うことはできない状況であり、いかに仲良く付き合うか、活用するかという行動に移すのが良いと思います。
産業革命のときもそうですが、人は常に変化に対応できる存在ですので、ある職業がなくなったことで失業者が多く発生したという大問題は起きていません(少なくとも一時的には起きても、恒久的な問題にはなっていないと思っています。)
なので、自分の人生を楽しくさせるという目的で生成AIとは仲良くやっていきましょう。


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