Naoki Yoshimura

過去にSE、コンサルや外資系ソフトウェアベンダーを経験し、経営コンサルティングファーム…

Naoki Yoshimura

過去にSE、コンサルや外資系ソフトウェアベンダーを経験し、経営コンサルティングファームでDX関連のお仕事をしています。 コンピューターサイエンスの修士とMBAを持っており、興味のあるDXやビジネス関連の記事、書籍について今後紹介していきます。

最近の記事

生成AIの影響(2023年9月時点で)

生成AIを活用できる人材とは? 生成AIの導入に伴う仕事の変化と、批判的思考や対話力の強化を求めており、さらに、日本の企業はAI導入で世界に遅れをとっており、デジタル人材の不足が深刻になってきています。経済産業省は、生成AI利用能力を持つ人材育成のための新指針として「デジタルスキル標準」を改訂・公開し、AIへの過度な依存の危険性と倫理・教養の重要性を企業に伝えようとしています。 業界における代表的な生成AIの影響は? GoogleのCEO、Sundar Pichai氏

    • 近年活用が進む工学や科学におけるAIの活用

      AI本当にすごくなった(ビジネス変革)1990年代に流行したビジネスプロセス・リエンジニアリング(BPR)は、企業がのビジネスプロセスを根本的に見直す手法として確立されました。BPRの出口戦略の1つとしてIT化が行われていました。それが現在、AIが汎用技術として台頭してきたことで、ビジネスプロセスの抜本的な再設計が可能となってきています。企業は以前よりも柔軟かつ効果的なプロセスを構築できるようになり、プロセスの再設計と組み合わせて利用することで、更なる生産性の向上が見込める

      • 安心して利用できる生成AIに向けた動き

        生成AIの活用が進んでいく中で、AIがビジネス、政治、生活や生命といった私たちの生活の中で関与度合があがり、今後さらに深く関わってくることになることが想定されます。 AI開発をリードしているITベンダーを中心に様々な動きが出ておりますが、この中で代表的な動きをご紹介したいと思います。 主要ベンダーの代表的な動き AIの開発をリードしているグーグル、マイクロソフトやオープンAIにおいて安全なAI開発をすること目的とした「Frontier Model Forum」という業界

        • AIといえばスタンフォード大学(人間中心AI研究所)

          世界で先進的なAIに関する取組みを行っている大学の1つとして、スタンフォード大学があげられる。 スタンフォードが生み出したAIベンチャーとしては、まずGoogleという会社名が出てくると思います。もともと半導体やコンピューターサイエンス等とITに関連するものが強く、シリコンバレーを中心としたベンチャーが生まれやすい環境があることもあり、現在でもトップリーダーとしての地位は確固たる状況だと思います。 スタンフォードでAIといえばスタンフォード人工知能研究所という研究機関があげ

        生成AIの影響(2023年9月時点で)

          デジタル技術は本当にビジネス貢献するのか?(期待と実態)

          DXという観点で見た場合のデジタル技術の活用状況 日本における現時点でのDXの取り組み状況としては、以下のように本当のいびでのデジタル技術は一部に限定されている状況です。 そういう意味でのいろいろなところでITレベルが先進国の中でも低いというのはある意味正しいのではないかと思います。 中小企業におけるデジタル化は、費用対効果が明確に見えていない、投資する余力がない等の理由から取り組みはほとんどない状況に近い 500名以上の従業員だとデジタルの恩恵が見えていることから取り組

          デジタル技術は本当にビジネス貢献するのか?(期待と実態)

          2023年第1四半期時点でのDX関連のテクノロジーの動向をまとめてみました

          この半年ChatGPTを中心とした生成AIがテクノロジーの話題の中心になっていますが、生成AIだけでなくテクノロジー全体がどうなってるかということをちょっとまとめてみました。 IT関連が生まれたのはちょうど第二次世界大戦であり、その後冷戦とともに今のインターネットを中心にITの基礎ができた。 しかし、記事に書いてるように様々な部分で一部に偏っている。ある意味ITがこれだけ市民権を手に入れ、生活の一部になっていることの証明だと思います。 計算リソースの拡大等によってAI以外

          2023年第1四半期時点でのDX関連のテクノロジーの動向をまとめてみました

          (2023年6月末時点での)生成AIの期待とインパクト

          昨年秋から世の中で話題になってから日々この話を聞かないとなっているChatGPTを中心とした生成AI。 日々の変化が激しいので、現時点(2023年6月末時点)での生成AIの期待とインパクトについてまとめてみました。 生成AIはDX化のキラーコンテンツ?今までのAI、RPAやクラウドサービスをはじめとするDXツールと比較して、以下の特徴によって容易に利用され、DX施策としてはやりやすく、使われやすく、そして、結果が出やすいキラーコンテンツとして位置づけされると思います。 ・(

          (2023年6月末時点での)生成AIの期待とインパクト

          AIを始めとしたデジタル技術活用に関する倫理- DXの心得 -

          技術発展によって様々なことができ、ビジネスや社会に役に立つ一方でDDoS攻撃やセキュリティ感染などによってシステムダウンを誘発し、ビジネスや人の生命に関わる問題も発生するようになっています。 一時期システムエンジニアの間では、エンジニア憲章と称して倫理観を持って仕事をしようということを活動が行われていました。 近年のAIはミスや偏見によって学習された結果よって人種差別などといった誤った認識を受け付けたり、誤った行動をさせてしまうという事象が発生することが想像されます。そのため

          AIを始めとしたデジタル技術活用に関する倫理- DXの心得 -

          生成AIはビジネスパートナー?

          2022年後半あたりからいろいろなニュースでChatGPTを中心に生成AIが取り上げられるようになりました。ChatGPTも10億人以上のユーザーを集め、BingがGPT-4を導入してすぐに1億DAUというユーザーが日々活用するような状況になっています。 Midjourneyのようなエンターテイメントや芸術での使い方が当初は紹介されておりましたが、様々な業務での活用ができることがわかり、さらなる注目を集め始めていると思います。 性能テスト的な要素でMBAや司法試験の受験で

          生成AIはビジネスパートナー?

          DXを推進するためのキャラクター

          DXを進めていくうえで、技術、戦略や計画等といったものが必要になりますが、進めていく人の人間性も重要になってくるとおもっています。 この点を再認識させていただいたきっかけとしては、以下の書籍です。 活用するポイントとしては、以下のようなものがDXがうまく進むかどうかの要素の一部になると思います。 ・DXを推進するための権限や予算を与えてくれるスポンサーの獲得 ・現場やIT部門だけでなく、社外の方々を含めた関係者が率先して動いてもらえる巻き込み 上記のためには自分自身の人間

          DXを推進するためのキャラクター

          コロナによって変化したワークスタイル

          ハーバードビジネススクールにこれからの仕事のあり方に関するトレンドが記載されている 詳しい話は、以下の記事を参照いただくとして、この中で自分が感じたことをちょっと書いてみようと思います。 1.ワクチン義務化などから見える多様性 義務化すべきか、しないべきかという是非論についてここでの話題ではありません。個人と組織という視点を一体化させることが難しいと感じる話になります。 個人の考え方が変わったと言えば変わったというところから来るのかもしれませんが、ラグビーでいうOne Te

          コロナによって変化したワークスタイル

          DXの定義・目的(簡単に)

          自分もDX、DXっていっていいながら本当に意味が分かっているのかという反省からDXって何か簡単整理してみました。深い意味で書いているわけではなく、自分の中の頭の整理として書いています。 ■DXの定義(What is Digital Transform?) デジタル技術を使って企業がビジネスを変革させる。つまり、デジタル技術を使ってビジネス変革(BX:Business Transformation)するということであり、デジタル技術は変革手段の1つなのです。 なので、DX=B

          DXの定義・目的(簡単に)

          炭坑節発祥の地として有名な福岡県の田川市からチロルチョコの返礼品が楽天から紹介されていました。 おいしくいただきながら地方貢献できるものとしてご紹介します。 https://item.rakuten.co.jp/f402061-tagawashi/ar03-ntr/?s-id=ph_pc_itemname

          炭坑節発祥の地として有名な福岡県の田川市からチロルチョコの返礼品が楽天から紹介されていました。 おいしくいただきながら地方貢献できるものとしてご紹介します。 https://item.rakuten.co.jp/f402061-tagawashi/ar03-ntr/?s-id=ph_pc_itemname

          はじめまして

          過去にSEやコンサルを経験し、外資系ソフトウェアベンダーでDX関連のお仕事をしています。 コンピューターサイエンスの修士とMBAを持っており、興味のあるDXやビジネス関連の記事、書籍について今後紹介していきます。

          はじめまして