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#011 『妄想から始まる自分のブランド作り』
〈はじめて読んでいただく方へ〉
アクセスありがとうございます。
独立して起業、自分のブランドを立ち上げるまでの話を、1話から連続して書いています。途中から読むと少し分かりにくい点もあるかも知れませんが、その際には過去を遡りながら読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
自分のブランドを作るとしたらどんなブランドがいいだろう?
コンセプトは?イメージは?何を作るか?どんな人に使って欲しいのか?
ーなんて妄想を、みなさんしたことありませんか?
わたしは自分のブランド作りを、そんな妄想することから始めた。
ビジネスとして成立させるためには、3つの要素が必要だと何かの本で読んだことがある。①自分の強み、②自分のやりたいこと、③世の中の役に立つこと。
それって何だろうと、自分なりに時間をかけて考えてみた結果、簡単にまとめると次のようなことだと思った。
自分の強みは、輸入家具メーカーC社において、商品の入口(海外から輸入したり、オリジナルで企画開発したり)から出口(直営店での販売、卸販売、法人営業など)までの一連の流れを学べたこと、が一つあげられると思う。
自分のやりたいことは、モノ作りの現場に関わること。ジャンルは、自分のキャリアとして大きいインテリアと、大好きなアウトドアにまたがった仕事がいいと思っているし、ニッチでも良いので自分のアイデアや考え方に共感してくれる人と繋がりたい、というのも重要。
世の中に役に立つことは、そんなに大きなことはまだ言えないけれど、自分のアイデアや生み出したプロダクトによって、使ってくれた人の生活が少しでも便利になったり、使って楽しいと感じてもらうことが出来たら、それは世の中の役に立ったと言えるのではないだろうか。
他にも考えたことは色々あるのだが、細かな話はまた別の機会にするとして、わたしは自分のブランドの大きな方向性を次のようにまとめることにした。
インテリアとアウトドアの垣根を超えた、
オリジナルのライフスタイルギアを企画開発するスモールブランド。
うん、悪くない。
長い間、漠然と考えていたけれども、具体的な言葉に落とし込んでみると、なんだか方向性が定まったような感じもする。
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(Photography by Sonnie Hiles)
形にしたいアイテムは山ほどある。日常生活を彩る身の回り品からキャンプギア、旅行などに持っていけるアイテムにも興味がある。素材としても、金属加工、木工、プラスチック成形、3Dプリンティング、色々なジャンルのアイテムにトライしてみたい。
その中で、金属加工や木工は、設計や製造の難易度が上がり、CADの扱えないわたしには少々ハードルが高い。それに比べて、多少ミシンが縫える私にとっては日常アイテムであるバッグ類はハードルが低いように思えた。そして何より、バッグ作りを考えたときにワクワク感を感じた。
というわけで、商品化の第一弾は『バッグ』にトライすることにした。
ガレージブランドの先達者たちのようにプロフェッショナルな山仕様のものは作れなくても、ディパックやトートバッグのような日常使いのアイテムであれば、良いものが産み出せそうだし、むしろその方が自分らしさが表現できるとも思った。
独立、自分のブランド、ネットショップ、SNS、ライフスタイルギア、myog、といったキーワードが、自分の中でパズルのピースのように、カチッ、カチッと、はまっていく感じがした。
〈お礼〉
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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