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第2回安倍元総理の志を継承する集い

概要

令和4(2022)年7月8日、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅の駅前で演説していた安倍晋三元総理が、テロリストに銃弾で撃たれ、亡くなりました。
三回忌を迎える前日、都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)で、生前の安倍元総理の功績を称え、志を次代に引き継ぐ集会が開催されました。

安倍元総理に対する思い(拉致問題)

私が「安倍晋三」という政治家を初めて知ったのは、平成14(2002)年の当時の小泉純一郎総理が北朝鮮・平壌で首脳会談に臨むため随行した時でした。この会談では、現在でも日朝間の懸念事項である日本人拉致問題について、北朝鮮が今まで否定していたにもかかわらず、当時の金正日国防委員長が北朝鮮当局による日本人拉致の事実を公式に認め、謝罪をしました。
これまで、「北朝鮮による日本人の拉致」という話は、噂レベルではありましたが、公で議論になることはありませんでした。むしろ、「でっち上げだ」「陰謀論だ」と罵られ、見向きをされてこなかった現実があります。

そんな状況の中で、安倍元総理が世論の後押しもないまま戦ってこられたのは、本気で日本国民を守らなければならない気概が感じられ、なかなかできるものではないと思っています。

憲法改正

安倍元総理は、生前、憲法改正について特に力を入れてこられました。
現行の憲法は昭和21(1946)年11月3日公布、昭和22(1947)年5月3日施行で、日本がGHQに間接統治されてきたものをそのまま使っています。つまり、「日本を完全に武装解除し、二度と戦えないようにする」という時期に制定されたものなので、日本の防衛を担う自衛隊について違憲だと主張する人たちも当然出てくるのではないでしょうか。私はそういう議論は不毛だと考えていて、一刻も早い憲法改正を望んでいます。
もし、もっと早い時期に憲法が改正され、自衛隊に拉致された日本国民を救い出す任務を与えることができたら、もっと早い時期に拉致被害者を救い出せることができたのではないかと思うと、非常に悔しい思いがします。

会の次第

この集いには、呼びかけ人である櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)のほか、岸田文雄内閣総理大臣や安倍昭恵夫人などが講演されました。特に、昭恵夫人が夫の遺志を引き継ぎ、精力的に活動されている話が印象的でした。

岸田文雄内閣総理大臣
安倍昭恵夫人

後来ノ種子

「後来ノ種子」とは、長州藩の尊王攘夷思想の思想的支柱であった吉田松陰が安政の大獄で捕らえられ、刑死する直前、遺書として書き上げた「留魂録」の一節で、「志を受け継ぐ人がいれば、蒔いた種は絶えることなく実っていく」という意味です。
安倍昭恵夫人は、安倍元総理の葬儀の際、この一節を交えて挨拶しました。

安倍元総理の遺志を受け継ぐ

拉致被害者の早期帰国はもちろんですが、その他日本を取り巻く世界情勢(例えば、ウクライナ情勢、台湾有事、北朝鮮による相次ぐミサイル発射)、また、国内に目を向ければ、少子化、相次ぐ災害など問題山積です。
しかし、今日の会合では、安倍元総理の遺志を受け継ぎ、次代に引き継いでいこうとする大学生も多く出席していました。
私はこういう若者に大いに期待したいですし、自分も自分ができることをしっかり考えながら活動していこうと思います。

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