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ただいま

2023-10-27 (fri)





横浜エクセレンス戦、結果は2連勝、Great TEAM winでした。

チームとしてまだまだ課題はあるものの、

両日とも勝ち切れたというのは内容以上に大きな意味があると思います。

そして、今節のゲーム2が僕の復帰戦となりました。

みなさん本当にお待たせしました…お待たせしすぎたのかもしれません!

という有名なセリフを使いたくもなるほど時間が掛かりました。

別に待ってねぇよ!という方もその気持ちはソッと心にしまって今は待っていたということにしといてください。

SNSにも書きましたが、

スタメンが良い流れを作ってくれて、

コーチが良いタイミングで名前を呼んでくれて、

そして待ってくれてたみんなの想いが詰まって、

あのシュートは決めることができました。

冗談抜きでみんなの力で決めたシュートだと思ってますから。

元気玉みたいなもんやね。オラに力をーって。

あと、コートに出てまずディフェンスからプレーできたのも良かった。

少し自分の中でリズムを作れたから。

多分いきなりオフェンスからだったら決めれてなかったと思う。

あの1本、決めれて本当に良かった。

待ってくれてたみんなのためにも決めれて嬉しかった。

忘れられないシュートになりました。




ただ、とはいえ。

とはいえですよ、ただ1本決めただけなんです。

デフェンスでもっと上手くやれただろうし、

後半はオフェンスを上手く機能させることができずに良い流れにできなかった。

反省点は多いです。

「まぁまぁ復帰したばかりだから」という言葉に甘えることもできますが、

それじゃダメ。

もっとチームにフィットできるように。

しっかりと調子を上げていきます。


手術をしてから2ヶ月と約2週間、怪我をしてからだと約3ヶ月。

長かったなーー。

調子良いかと思ったらすごく悪くなったり、

心も身体もタフな期間でした。

膝の怪我といえば前十字靭帯(ACL)とか半月板とかをよく聞くと思うんですけど、

僕のは軟骨損傷によるねずみ。

ねずみて。

こんなこと人と比べることではないけど、

やっぱり前十字靭帯の怪我なんかと比べると大したことなかったわけですよ。

これは本当に不幸中の幸いだったんだけどね。

だから実際のところ靭帯の再建手術とかやってなくて、

ただ膝の中の不必要なものを取り除いただけ。

それなのにやっぱり手術をしたことで膝が思うように動かなくなるし痛いし。

ほんと色んな意味で悔しい怪我でした。

膝の怪我は初めてだし、手術したのも初めて。

身体の使い方も上手い方で膝の形状も綺麗だと言われてきたのに。

またしても外傷による怪我。

まずそもそも怪我をした自覚がない。

思い返せば、あ〜あの時のあれか??みたいな。

気づいたら痛くなっててもうどうしようもなかった。

そして原因も分からず、これは手術して中を見るしかないと、

僕がお願いしたのは元チームメイトの川合さんでした。

いや、ここでは川合先生と呼んでおきましょう。

許可をしてくれたチームにも感謝しています。

川合先生に相談をして、

開幕にはまだ時間もあるし先のことを考えたら手術をするのはアリだということだったので、

直ぐに手術をお願いしました。

初めての手術、分からないことだらけだったので、

絶対的に信頼のある人に任せたかったんです。

結果としてねずみだったので手術をしたのは正解だったと言えます。

最初に相談をしてからずっと、

常に親身に話を聞いてくれて、

ドクターとしての視点で時に厳しく

でもこちらの心境も考えながら話してくれて。

本当に頼りになりました。

手術で初めての全身麻酔、

左腕に刺された針から麻酔薬が投入され

麻酔科の先生のピリピリしてきますよ〜という声の通り

腕がピリピリし

肩がピリピリし

胸のあたりがピリピリした頃には自然と瞼が閉じていきました。

それからどれくらい経ったのか、川合先生の声が聞こえてきました。

「…き、…おき…なおき。前十字と半月板は大丈夫だったよ。」

うわぁ良かったぁと思っていると

それと同時に周りで会話している女性の声で

「はい、はい、そうですねずみでした。」

というのが聞こえ、え?ねずみやったん……スヤァとなりました。

次に目を覚ますと病室で、脚がジンジンズキズキと痛い痛い。

そんな痛みを感じながら、

川合先生に言われたこと、女性の会話、あれは夢だったのか?現実なのか?

自分でもよく分からなくなってた。

そんなこんなで夜に川合先生と話せる時間があって、

そこで手術の結果とこれからの話をしました。

ねずみって聞いて笑っちゃったけど、ほんとに安心したなー。

それよりなによりまさか時を経て川合さんに手術をしてもらうことになるとはなー。

静岡時代から川合さんには可愛がってもらってたけど、

怪我でお世話になることだけはなかったのにね。

逐一膝の状況を報告して相談して、

今もまだ色々と助けてもらっています。

これに関しては川合さんだけじゃなくて、過去にお世話になった大好きな先輩方にも助けてもらっています。なぜだろう皆共通して膝の怪我の経験があるんだよなー。尊敬してる人たちでたくさんのことを学ばせてもらってたけど、膝まで真似することはなかったなと思っています…。


そんな川合さんに、僕はかれこれ何年もの間感謝され続けていました←

その理由を聞いても「時が来たら教えるから」と、

僕が川合さんに何をしたのか頑なに教えてくれないままでした。

一方的に感謝され、過去にもバッシュをプレゼントしてもらったりとか。

そして今回、

その理由を数年越しで教えてくれました。

聞いた最初のリアクションは「え?そんなことで?!」でした。

だけどそれは川合さんにとってはとても嬉しかったことのようで、嬉しそうにその時のことを話してくれました。

自分としては当たり前のことをしただけなのに…。

むしろ、そんな事を嬉しかったと喜んでくれて感謝してくれている川合さんこそが良い人だなぁと改めて思いました。

優しい人は大好きだ。

そしてまたバッシュをプレゼントしてくれた(笑)




3年前、静岡を離れる時にバッシュをプレゼントしてくれた時と同じ構図で撮りました。

復帰戦は絶対これ履くからと約束をして、

そしてその約束を果たせてよかった。



川合さん、本当にありがとうございました☺︎

Love you Dr. K❤️


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