<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 21 もっとお互いを深く知りたいから
「ユリアさん、この後、私の家で飲み直しませんか?」美里は下心を隠すかのように、丁重にユリアを誘った。
「ええ、もちろん。美里さんのお家はいつも素敵だもの。」本当に飲むだけなのかな?と考えながら、ユリアはどこか緊張感を感じていた。何色の下着だったかな?新しいのはいてきたかしら。。。
いつの間にか、下着のことを気にしていた。
美里の家は、相変わらず広々としたペントハウス。一人暮らしで仕事も忙しいからか、たいして装飾品もない。ミルク色で温かい色の壁ではあるが、なんとなく静けさ