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アトラエ新卒19卒入社の僕がセールスチームで苦しみながらも新人賞をいただいた話

初めまして!2019年に新卒でアトラエに入社した伊達といいます。

現在社会人・アトラエ歴共に2年目となりましたが、1年目はお陰様でアトラエの中で新人賞(Rookie of the year)をいただきました。

今回は、そんな自分が入社前に感じていたことや、1年目を通して感じたことを今の自分の立場から振り返ってみようと思います。

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入社前は正直ビビってました(笑)

新人賞をもらった者としては意外かもしれないのですが、正直入社前はアトラエに入ることにビビってました。

自分はこれまでボクシングや(アトラエではない企業での)長期インターンをしてきた中で、一定の成績というか、結果を残してきていたという自負はあったので、自分自身に対する自信はあったのですが、アトラエという組織にジョインすることにビビっていたんだと思います。

というのも、アトラエという組織は「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを実現するために集まったメンバーで構成されており、他者を理解し尊重し信頼できるメンバーが多く、人と人との一体感が非常に強い組織です。

「え?それって良いことじゃないの?」とツッコミたくなるかもしれないのですが、これは自分にとっては実は大きなハードルになっていました。

これまでの自分の過去や入社背景は以下に詳しく書きましたが、自分はいわゆる「組織に属する・みんなと一緒に何かを成し遂げる」という経験が皆無に等しいです。

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そんな自分からすると客観的に見て非常に一体感が強い組織に入るということは非常にハードルが高く、自分が入ることでみんなの調和を壊してしまうんじゃないか?ということまで思っていました。(今思うととんだ思い上がりですねw)

ともあれ、自分としては入社前はビビり倒してましたが、そんな自分がどうやってアトラエの中で新人賞をもらえる状態まで成長できたのかを含めて、書いていきたいと思います〜!

入社後の研修はやっぱりなかった

アトラエには、いわゆる「新入社員研修」という教育プラン等は全くないです。

もちろん新入社員に向けたプロジェクトやミッションは存在しますが、あくまでそれぞれの事業部が適切だと判断したプロジェクトやミッションを追っていくので、いわゆる「研修のための仕事」というものはありません。

そんな中、自分が配属されたのは、Green事業部のセールスチームでした。自分の代では特にセールスチームの配属が多く、8人新卒同期うち3人が配属され、他5人がエンジニアやデザイナーだったので、ビジネスサイドのメンバーはみんなGreenセールスチームに配属された形となります。

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そこでの自分たち3人の最初のミッションは、3ヶ月間でアウトバウンド営業をし、自分で立てた目標に対して行動しアポイントの獲得から受注を頂くことまで一貫して行うというものでした。

先輩たちの成果との戦い

正直この3ヶ月間が一番しんどかったです(笑)。

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企業さんにいきなり電話をし、課題を聞き、Greenで解決できる可能性があるので利用する価値があるとお伝えし、アポイントをいただき、受注に繋げる。

言ってしまうと営業の基礎なんですが、社内に育成方法やキャッチアップのための資料が整理されていない中で、結果をだすことはなかなか骨の折れるものでした。

また、良くも悪くも結果が全て数値に現れるので、過去優秀と言われていた先輩方が残した記録や、同じチームの同期2人と比較されることが当たり前で、結果に追われながらもがく毎日を過ごしていたと思います。

プロジェクト開始後1ヶ月半ぐらいは、自分を含めた同期3人、ほぼみんな横並びという感じで、目立った貢献もできず結果も出せず、思い悩む場面も多かったです。

ただ、そんな折周囲の先輩方やGreenプロジェクトリーダーの森田さんから、「お前らは視座が低すぎる。なんのためにこの目標を追っているのか・この数値が何に繋がっているのか考えろ。」というフィードバックをもらい続けていました。

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正直内心では、「視座を上げるのってどうやればええねん!目の前の数値も追えてないのに!」みたいなギャップを感じてたんですが、ただ「確かにこの短期の目標を達成するためにアトラエに入ったわけではない。そんなビジネスマンになりたかったわけではない」と、ちゃんと腹落ちして考えられるようになりました。

そこから自分がしたことは、いきなり目標を上げるということ(笑)。元々の目標から、2倍以上に一気に引き上げ、その目標達成のためにもがき試行錯誤することで、自分を成長させその後の貢献につなげようと考えが変わりました。

そこからはただがむしゃらに、ただひたすらできることをやっていました。
具体的にいうとこれまでアプローチリストになかった企業さんを自分で開拓したり、出来るだけ電話時間を確保するために、外出先のお客さんとのアポイントの合間にカラオケで電話するなど。カラオケでお金を使いすぎて支払いがすごいことになっていたこともありました(笑)。今思うと結構めちゃくちゃで、冷静に考えるともっと良いアイディアがあるのですが、当時は必死だったと改めて思います。

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ただ、こういった枠にとわられない取り組みが功を奏して、結果としては新卒同期の中で最も受注を頂いた企業さんの数が多く、自分としてもやり切ったと言える状況で着地できました。

個人だけの成果でなく、どうチームや組織に対しての貢献に広げるか

初めの3ヶ月間のエピソードでだいぶ長くなってしまったので、ここからは簡単に記載しますが、やはりこの「枠にとらわれず貢献の幅を広げていくこと」はその後の取り組みの軸になっていったなと感じています。

特に、自分だけで成果を出せる領域はどうしても限られてしまうという観点から、チームメンバーへの働きかけや仕組みづくりなどで、どうチーム全体としてのパフォーマンスを最大限にできるか。という点は特に意識をしていました。

逆にこれが身に付けられていないと、アトラエのようなベンチャーで活躍することは無理で、サラリーマン的に指示されたことだけをやっているしょうもないやつになっていたなと、振り返ってみて恐怖を感じます。。

2019年 4~6月:前述の通り。

2019年 6~9月:チームとして、大きな成果を残すことができました。そして個人では、新卒4年目の先輩と創業メンバー(アトラエ歴13年目)のベテラン勢と肩を並べてフィールドセールスを担うことに。加えて、もともと関心があったマーケティングにも着手。

2019年 10月~2020年 3月:マーケティング、フィールドセールスに加えて、セールスチーム全体の取りまとめや働きかけ、インサイドセールスの改善のフォローを実施。また、セールス外の活動としてはクライアントの方々のフィードバックを参考に、新規機能の企画・開発に取り組みました。

補足:Greenのセールスチームでは、上述したテレマーケティングやアポイントの調整などを社内で執り行うインサイドセールスチームと、取得したアポイントを営業するフィールドセールスチームに分かれています。

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自分はメインではマーケティングとフィールドセールスと、インサイドセールスの間接的なフォローを行っていたので、チームの一連のフローに関わりながらチームとして取り組む優先順位の設計やフォローを行なっていました。

なんかこう書いてしまうとすごく綺麗に見えてしまいますが、内実は全然泥臭くうまくいかずにフラストレーションも多かったです。入社1年目ですぐうまくいくほど社会は甘くなかったです(笑)。

周囲からの期待値との戦い

まず1点目の期待値に関しては、自分は早期から営業マンとしては独り立ちをして先輩方と肩を並べて営業活動をしていたので、幸いにも周囲からは期待をしてもらっていたと感じています。

ただ、その期待値の大きさと、自分が実際に出せている成果には常に乖離があり、その乖離を日々数値的にも、周囲の雰囲気からも感じ、苦しかった記憶があります。(そうなんです、繊細なんですw)

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例えばマーケティングに取り組んでいるとはいっても、日々取り組んでいるのは広告の運用で少しでもお問い合わせを増やせないかということ。また、ランディングページを改善して1%でも問い合わせ率を高められないかという地味な活動なんですね。

ただ、周囲からは、直接声としてはフィードバックされないものの、「フィールドセールスで成果を出しているんだから、マーケティングを効率化してもっとアポ数増やせるでしょ」というような高い期待をもらっていることを感じていました。

また、フィールドセールスでは「もっと受注率や受注単価を上げることで最終的な受注金額を上げられるでしょ」というような期待もいただいていました。

もちろん、期待をしもらえるとはとても嬉しいですし、なんとしても成果で応える・期待を超えていくということがずっとプレッシャーになっていたので、自分自身にドライブをかけることができたのはポジティブだと思っています。

一方で、足元で取り組んでいる地味で細かい膨大な業務と理想との乖離が大きく、かつすぐ成果が出る領域でもないので、早く成果を出さないと・もっと結果で示さないと、という過度なプレッシャーを感じていたと思います。

また、この思考自体が危険なんですが、上述したように「期待には成果を持って応えるべし」という概念が自分の価値観として染み付いていたので、成果が出るまでのリードタイムはフラストレーションが大きかったなと。

今思えば、背景には成果を出せない時に、「期待されなくなるんじゃないか・組織としての必要性を感じてもらえないんじゃないか」という冒頭で書いたような自分の原体験からくる組織への恐怖感があったんだと思います。

得られたのは周囲からの信頼と両親の言葉

最終的に取り払えたのは、実は1年目が終わってから。2020年4月の社員総会で、新人賞をもらえた時でした。

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賞をもらえたということ以上に、自分にとっては2つの意味で大きかったと感じています。

一点目は、表面的な成果だけでなくて、何に取り組み試行錯誤しているのかということを、自分なんかが思っている以上に周囲はみてくれているということ。

今でもクリアに覚えていますが、社長から「あまり過度にアピールするタイプではないものの、しっかりと着実に取り組んでいることが成果につながっている」というコメントを表彰の際にもらいました。

また、評価フィードバックの際に、プロジェクトリーダーの森田さんからもらったコメントや、周囲の先輩やチームメイトからもらったコメントが、自分が思っている以上に何に取り組み・自分がどういう意識で仕事に向き合っているか、を一番に評価してくれていると感じました。

もちろん、結果があってこそという点もあるかとは思いますが、周囲がちゃんと自分を見てくれているという点や、評価してくれている点が素直に嬉しかったです。

また、純粋に周囲から信頼を得られていることを改めて感じ、とても大きな自信になりました。

二点目は、自分の存在価値を成果以外のところで感じるようになれたことです。

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実は新人賞をとった際に社長の粋なはからいで、父親・母親から手紙をもらいました。

自分は学生時代に学校をサボったり過度に尖っていたりと、迷惑ばかりかけていたので、そういう自分だからこそ成果を出し介在価値を残さないとというプレッシャーが強かったのですが、両親から自分のことを「誇りに思う」という言葉をもらえたのが、何より嬉しかったです。

これまでの自分を振り返ると、謎のプレッシャーから成果を出せない自分を認められない・組織にとっての介在価値がないという風に思っていたことがネックになっていたと感じていますが、このタイミングで組織・両親から真に自分を認めてもらったと感じれたことが、非常に嬉しかったんだなと振り返って感じています。

なのである意味そこからは、もちろん成果を出して貢献したいという軸はぶれてはいないですが、明確に「生きやすくなった」と感じることができました。

最後の最後にすごいスケールの大きい話にしてしまいましたが(笑)、本心からこのように感じれた1年目は自分の人生にとってもすごく良い経験ができた・させてもらえたと感じています!

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記事を読んでもらった人は感じてくれているかもしれませんが、アトラエでは自走できる力・成果に対して踏ん張れる力が重要にはなるので、誰にとっても適している環境ではないと思っています。

ただ一方で、気持ちが折れずにいれば表面的な成果や数値だけで判断されない・ちゃんと中身を見てくれるチーム・組織であるので、そこは素直に好きだと感じています。

ちょっと記事としては書き切れず長くなってしまいましたが、今度アトラエの座談会にも出るので、もし興味ある方はぜひ参加してもらえれば話しましょう〜!

最後までありがとうございました!

オンライン座談会(伊達が参加します!)
日程:7/8(水) 19:00~20:30
形式:Zoom
対象:22卒以降の学生さん
予約:こちらから可能(LINE@で登録後予約)

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