サービスデザインとは?/UXデザインとは?【初心者向け】
最近、巷でサービスデザインが重要だ!とか
UXデザインが重要だ!とか
よく聞くようになったと思います。
そもそもなぜ”デザイン”が注目されているのでしょうか?
経済産業省・特許庁がこんなものを出しています。
経済産業省・特許庁 「デザイン経営宣言」
https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf
上記のデザイン経営宣言をまとめると、
「デザインを経営/サービスに取り入れた企業は大成長しているので、
みんなもデザイン取り入れていこうね。」って感じです。
あまりにのデザインを本格的に取り入れた企業が成功していくので、
国もデザインの重要性を認めはじめたということ。すごいですよね。
それってどんな企業だよっと思った方もいると思うので例をあげておくと、
Apple、Google、メルカリ・・・などなど。
さて、小話はこれくらいにして、本題を話していこうと思います。
サービスデザインとは
サービスデザインとは、簡単に言うと、
アイデアをサービスに落とし込む(ビジネスの仕組みを作る)ということです。
ただ、単純にサービスにできれば良いのではなく、もちろんビジネスであれば、お金が稼ぐというところまでを構築します。
更に分かりやすいように他の角度から説明します。
引用:経済産業省・特許庁 「デザイン経営宣言」
上記で載せたデザイン特許庁に資料がわかりやすかったので、こちらを使って補足すると、
左側、アイデア(研究・開発)と右側、サービス(社会実装)の間には、死の谷(利用できる形になっていない)という大きな隔たりがある状態です。
この状態からアイデアとサービスを繋ぎ、死の谷を超えて行くために使われるのがサービスデザインというふうに捉えても良いかも知れません。
さて、昨今話題サービスデザインは、上記のことから発展して、
サービスデザインをデザイン思考で(デザイナーの思考法を活用する)行うということを言います。
つまり、まとめると、
アイデアをデザイン思考を使ってサービスに落とし込むことを
昨今はサービスデザインと呼んでいます。
デザイン思考とは
次に疑問に思ったのが、デザイン思考というものだと思います。
デザイン思考とは、以下のプロセスを繰り返す思考法です。
①サービスの対象者/利用者(ペルソナ)を明確化する
②問題点とゴールを明確化する
③アイデアをプロトタイピングする
(アイデアを簡易的に実装してみる)
④ユーザに利用してもらい評価する
⑤①〜④に戻り、徐々にアイデアを形にしていく
聞いてみると意外と当たり前なんじゃないの?と思う方も多いかと思いますが、企業では、机上で売れる見込みや/サービスの提供価値があるとわかったものを「プロトタイプを作って試す」という行為を行わないで世に出すことがほとんどでした。
昨今のサービスデザインでは、サービス/商品開発のフェーズでも、デザイン思考を取り入れて、何度も何度もプロトタイプを作成しては評価をするということを繰り返し、サービスの対象者/利用者が満足するサービスを作ろうと言った流れになっています。
UXデザインとは
次は、UXデザインについてです。
まずUXってそもそもなんの略?ってところから話します。
UX(UserExperience)
ユーザが商品/サービスの購入、利用、所有などの一連の体験を通じて感じる価値のこと
UXデザインとは、UXを実現するための方法論のこと
Uber eatsを例にあげて説明します。
よく勘違いされるのが、
Uber eatのアプリを開いて注文が終わるまで。
というサービス利用中だけをUXと捉えがちですが、
昨今言うUXは、
ユーザがお腹が空いた から
商品が届き、食事を終えて、ゴミを捨てる までを
UXと捉えます。
つまり、昨今UXデザインは、サービスの利用前後の体験までを含めてUXと呼んでいるということです。
そして、この一通りのUXを実現するための方法論をUXデザインといいます。
まとめると、UXデザインとは、
ユーザが商品/サービスを利用する前から購入、利用、所有などサービスを利用し、その後サービスを利用し終わるまでの一連の体験を通じて感じる価値を実現する方法論
まとめ
サービスデザイン…アイデアをデザイン思考を使ってサービスに落とし込む
デザイン思考…
①サービスの対象者/利用者(ペルソナ)を明確化する
②問題点とゴールを明確化する
③アイデアをプロトタイピングする
(アイデアを簡易的に実現してみる)
④ユーザに利用してもらい評価する
⑤①〜④に戻り、徐々にアイデアを形にしていく考え方
UXデザイン…
ユーザが商品/サービスを利用する前から購入、利用、所有などサービスを利用し、その後サービスを利用し終わるまでの一連の体験を通じて感じる価値を実現する方法論
このように言葉にしてもまだ難しく感じるかも知れません。
ですが、継続して、学ぶことで自分の中でスッと頭に入ってくるときが来ます。
その時まで、学びを続けましょう。
そして、この記事がそのお役に立てたら幸いです。
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