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#12 自分は何がしたいのか。まずは身の回りにあるものを見渡してみよう

自分は何がしたいのだろう。
日々、考えている。


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自分が本当にしたいと思っていることって、意外とわかっていない人が多い。

・興味を持って始めてみても、それが億劫になってしまって、気づけば飽きてやめてしまっていた。
・思っていたこととまるで違っていて、一切楽しさを感じない。

そんなことは大いにありえることで、これを繰り返して人は自分のしたいことを見つけていく。

とはいえ、自分のやりたいことが決まるまでフラフラと居続けるわけにはいかないと考える人が多いのもまた事実だ。

では、どうすれば見つかるのか。


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ウォルト・ディズニーの甥であり、映画プロデューサー・実業家であるロイ・ディズニーは言った。

「自分の価値観を知っているなら、決断することは難しいことではない。」
It's not hard to make decisions when you know what your values are.

つまり、自分の進むべき道を明らかにしようとするには、自分の価値観の優先順位について知る必要がある。

自分にとっていちばん大切なモノは何なのか。
人生を捧げるなら、何になりたいのか。
そして、何がしたいのか。

これらを知るには、自分の価値観を考える必要があるのだ。


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自分の価値観の優先順位を見つける方法については、「ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方」に記載されている方法が個人的にわかりやすくていい。

人間行動学のスペシャリストであり、国際的な教育者・講演家として名高いDr. ディマティーニの著書だ。自分の人生の目的を見つける良いきっかけになる本なので、ぜひ読んでみてほしい。

本書の中のワークの一部をお見せしよう。

価値観の優先順位を見つける

価値観を確定する12のカテゴリーのすべての質問に答えたら、価値観の順位を書き出すことができます。次の指示に従ってください。

1. 次の12の項目に対し、それぞれ思い浮かぶ順に3つずつ答えてください。
(1)身近にあるものは何ですか
(2)1日をどんなふうに過ごしていますか
(3)何をしているときに元気が出ますか
(4)何にお金を使っていますか
(5)きちんと整理がついていることは何ですか
(6)スキルを積んでいることは何ですか
(7)いつも頭の中にあるのは何ですか
(8)どんなビジョンを描いていますか
(9)どんなひとりごとを言っていますか
(10)どんな話題が好きですか
(11)何に心を動かされるでしょうか
(12)目標は何ですか

2. 36個の答えのうち、内容が似たもの同士を1つにまとめましょう。例えば、何に時間を費やすかという質問に対して「勉強する」と答え、エネルギーを何に使うかという質問には「学ぶこと」、そして身近にあるものが「本」と答えた場合、これらはみな、「知的能力を高める」とか「学ぶ」という1つの価値を示しています。まとめる際の言葉は必ず自分で考え、それがいくつの答えをまとめたものか、その数も横に書いておきましょう。

3. 横に書いた数の多い順に、まとめたものを並べていきます。

4. 上位の項目を見ると、自分にとっての重要な価値観がわかります。

5. 自分の価値観を確認するために上位5番目までの価値観を書き出しましょう。

本書によると、このワークを終えると「欠けていると感じる部分と価値観が一致しているはず」とある。

つまり、自分の価値があると感じるものは、もっとも自分に「欠けている」部分だということ。だから、貪欲に求め続けることができる。


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自分が無意識に求め続けているものは何なのか。
それを知ることができれば、自ずとしたいことが見つかるだろう。

あなたの身の回りには何がある?
まずはそこから考えよう。


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