見出し画像

Vol_32:素直とは何か

学校や会社で「素直な奴は伸びる」的なことを言
われた事はあると思います。

僕に至っては、親がその言霊を信じすぎて、素直
に生きると書いて「直生」という名前までいただ
いたくらいです。

ただ、残念ながら前職の上司には

『いいから言われたことをそのままやれ!お前に
は素直さが足らん!』的な、名付け親もビックリ
するような指導を、少なくとも100万回は受けて
きました。


で、様々な経営者やマネージャーの方々に

「伸びる人材ってどんな人だと思いますか?」
聞くと、多くの人が「素直な人!」「素直な奴が
一番伸びるね」と言います。そんな人を採用した
いと。

では、そもそも「素直さ」とは何かという点を、
生後400ヶ月を超えた時点で真剣に考えてみたいと思います。


まず素直さについて考えるとき、多くの人が「人
の話を聞く」だとか、「言う通り動く」とか、
「上司のいう事に素直に従う」という、、
こうゆう通称チョコバナナくんたちのことを素直
な人、と捉える傾向があるように思います。


僕は、これ違うと思っていまして、
先に、僕の結論から言いますと、
素直な人とは「成功への欲が強い人」
ずばり、これなんじゃないかと思ってます。

ようは、自分のプライドよりも、体裁よりも、
痛みよりも、とにかく成功を取る。
これが素直
な人ではないかと思っています。

このように「成功への欲」が強い素直な人は、
例えば上司から「これやれ」と言われても、
その行動が成功へ繋がらないと思うのであれば、
一切やらないんですね。

逆に成功に繋がると思えば死んでもやる。
むしろ言われなくてもやる。

それに、どれだけストレスがかかろうが、痛みが
伴おうが、カサブタが剝がれようがやる。

なぜなら「成功したいから」


先ほど言った「人の話を聞く」とか「上司の指示
に従う」とか、こうゆうチョコバナナくんって
ストレスがかからない、自分ができそうなものは
言われた通りやるのだけど、自分のキャパを越え
る事や、自分に変化が伴うような、ストレスがか
かることはやらない。

一見従っているように見せかけても、プライドや
体裁や痛みの伴うストレスのかかる状態になった
ら言われた通りやらない。こんな感じです。


例えば、
営業成績を出したいと思ってる人がいるとして、

上司から
「じゃ、毎日の行動は〇〇で、毎週本を読んで、
これもあれもやること!」と言われたときに
それが、自分にとってストレスがかかるものだっ
たらできない(やらない)ということです。

表面上は「はい、かしこまりました!」と、口だ
けイエスマンになる可能性もある。

なので、チョコバナナくんを「素直」と捉えちゃ
うと、こうゆうパターンも多く混ざってると思います。

これ、マネジメントをしてる立場の人にとっては
スーパー厄介で、こゆうチョコバナナくんに騙さ
れたことは何度もあると思います。

なので僕的には、これは素直じゃない。
素直さとは単純に、言葉や態度の話しではなく、
成功への欲を持って、自分にストレスがかかるよ
うなことも行える、実際の「行動」に現れると。


逆に、上司の立場にいる人が
「あいつは全然素直じゃない!俺の言ったことを
聞かないし、言われた通りやらない」

って言って怒ってる場合もあるのですが、これを
言ってる上司はセンスないと思っていまして、

ナゼ自分の部下が言われた通りにやらないのか。
2つパターンがありまして、
一つは、「そもそも、部下の成功への欲が薄い」
というパターン。
もう一つは、「部下は成功への欲があるのだが、
上司の言葉や方法が、成功に繋がると思えない」
というパターンです。


なので後者のような場合は、上司として指示の
内容や伝え方をもっと変えていかなければいけ
ないということ。

これを「あいつは素直じゃないから」と言って、
100%部下の責任にすると、それはそれで終わってしまう。


少し話は変わりますが、

年配の成功したビジネスマンが
「俺は、若者の意見を沢山取り入れるよ」とか、
「現場のアイデアをもっと知りたい」と言った
時に、周りの若者が「本当すごいですね!〇〇
さんはいくつになっても素直さがあって器がデ
カイですね」的なくだりが展開されるのですが、

実際、僕も同じ状況に遭遇したら
「あぁ〇〇さんは本当に素直さがあってすごい
です」と言うと思うのですが、

実は、心の中で「いや、当たり前だろ」と思ってます。

ようは人の意見を取り入れるとか、言われた通り
にやるとか、そんな次元じゃなく「成功への欲」
というのが完全にドラフト1位であるからこそ、
そこに向かう意見やアイデアは取り入れる。

自分の体裁や痛みや恥なんて、どうでも良いと
思っている。そんな感じなんだと思います。

というわけで、
素直さとは、成功への欲が強い。

反抗しないとか口だけイエスマンを「素直な奴」
と捉えるのではなく、成功のためには、プライド
や体裁を気にせず、自分の痛みを受け入れるよう
な人を「素直」と言う。

当社はこんな人を採用育成していきたいですし、
自分自身もそうなりたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?