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中小企業診断士シンポジウムへ参加する意義について

 今回が10日目の登場になります、中小企業診断士の山森直樹です。月曜日まで北海道にいました。台風とは全く関係ない日々を過ごしておりましたが、帰りの飛行機で機材が間に合わず出発4時間前に欠航の連絡が来て、慌てて変更し予定より早い便で帰宅できました。
 さて今回は、中小企業診断士シンポジウムというものに参加してきましたので簡単なご報告と参加する意義について書きたいと思います。

1 中小企業診断士シンポジウムとは

 シンポジウムの目的は、中小企業の健全な発展とその将来を担う中小企業診断士の資質と地位の向上となっています。今回が第6回目の開催ということですが、私自身は前々回から参加しており、広島、金沢(福井、富山、石川の3県合同)、今回の札幌と参加しています。個人的に特徴的だと思っているのは、各都道府県の診断協会が開催に関与していないこと、比較的若手(経験や年齢)の診断士を中心に運営されていることです。参加する範囲も全国各地から参加者がいます。

2 基調講演 「セコマ流 地域と共に歩む経営」 (株)セコマ 代表取締役社長 丸谷智保様

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 セコマは、北海道では誰もが知っているコンビニである「セイコーマート」などを中心に運営している企業です。生産、物流、販売と上流から下流まで展開しており、こだわりの商品開発や輸入(ワインなど)も行っています。地域密着で過疎化地域からの陳情に基づいた店舗設置のお話や日本版顧客満足度指数のコンビニ部門で4年連続第1位を獲得している秘訣などお聞きできました。また、「地域を誇りに思い、地域と共に存続し続けていくこと」を色々な事例を用いて熱くお話し頂きました。下の写真はその話の中で出てきた商品の一部です。

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3 パネルディスカッション

 パネルディスカッションでは、苫小牧にある鉄鋼業の株式会社高田組の事業承継のお話しでした。先代の社長が急逝し、突然親族外の従業員に事業承継されたお話で、それをサポートされた中小企業診断士や商工会議所の職員も交え、生々しいお話をお聞きしました。株式の譲渡と買取手法、現場から経営への取り組み、事業承継補助金の活用までと時系列に沿った展開でした。最後にM&A成功のポイントというミニセミナーがありました。

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戦略提案コンテスト

    北海道のIoT企業に対する実践的な企業診断・戦略提案を事前に公募し、選ばれた中小企業診断士5名のプレゼンテーションでした。内部・外部環境を踏まえたうえで、新規事業の提案や事業戦略など、プレゼンする方々の個性を活かしたプレゼンでした。このような機会を通じて中小企業診断士の認知度向上に繋がると面白いと思いました。

5 大懇親、2次会、・・・

    私は大懇親会だけの参加でしたが、毎回その土地の料理を中心に、全国の中小企業診断士が交流しています。

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6  私がこのシンポジウムに参加する意義について

 私が普段接する中小企業診断士は東京や神奈川を中心とした首都圏にお住まいの方です。全国各地で行うこのシンポジウムを通じて、その土地での企業課題や特色を知ること、中小企業診断士の方とお会いしたいというのが第一です。私は将来的に、各地でも中小企業診断士としてお仕事もしたいと考えています。各地に相談できる方がいると心強いと思うところもあります。

 また、この機会にその地方での観光(今回は富良野と美瑛)や食事を楽しむと同時に、普段お会いできない方々(中小企業診断士とも限らない)との交流も深めています(なので2次会に参加しないという)。ただ、酒を飲んで近況報告や世間話をしているだけですが、地方に来てリフレッシュする旅行も兼ねている、ご褒美のように参加しています。

 来年は沖縄で開催だそうです。特に、首都圏の中小企業診断士の皆さんも参加してはいかがでしょうか。

 今回も長くなりましたのでここで終わりにします。ここまで、お読み頂きありがとうございました。

#札幌 #中小企業診断士 #企業内診断士 #中小企業診断士シンポジウム



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