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中小企業診断士2次口述試験対策で一番重要なことは「音読」である

 
 12回目の投稿となります。今回は、中小企業診断士の2次口述試験対策についてお話しします。筆記試験に合格してしまえば、そんなに苦労しなくても大丈夫な試験ですが、実際に受験を経験して気付いたこともありました。そのあたりや、受験生向けにもコメントしたいと思います。

1 発表までに何をしたか

 絶対にしないといけないものはないです。遠くで受験する方は、有給や宿の予約はしましょう。不合格の場合は観光すれば良いのですから。

 私は筆記試験が終わったあと2,3日程度で再現答案を作りました。しかし、どこかに提供することもなく、11月末までほったらかしていました。良くても悪くても一喜一憂したくない(不合格時は一喜一憂していた)ので、予備校等の模範解答も全然チェック(軽く見たかもしれませんが)していません。

 しかし、12月に入り、もしかしたら合格してたら困るかなと考え始め、発表までに事例Ⅳの計算問題だけ解答解説を作るような気持ちで解き直しました。合格していたら、口述に集中するので関係なさそうなところだけやっておくのとエンジンをかける意味合い程度です。ここでできているはずの計算問題でミスが判明して落ち込みました。

2 筆記合格したら何をしたか

 連絡したい方がいればそれを最初に行い、不安な方は、口述試験対策のセミナー等に申し込みましょう。通っている予備校があればそこで申し込めば十分です。独学の方は、何か1つ決めておけば良いと思います。

 まず会社で発表を見て合格を確認し、計算機室に駆け込みました。嫁やお世話になった方々に次々電話をして報告をしました。のちに、Facebookにも書きました。

 私は受験会場が居住地から離れた札幌受験でしたので、口述試験前日の札幌でTACの模擬面接対策を申し込みました。東京とは違い混みませんが、東京の方で申し込む方はすぐに申し込んで下さい(すぐに締め切られます)。

 各予備校等でも口述セミナー等はやっていますが、私が所属している中小企業政策研究会でも行っていますので、すぐに申し込んで下さい。

 また、受験生支援団体も似たものを行っているので、申し込まれると良いですが、金曜日に発表があって土日開催なので準備ができていなくても無理して行くべきです(みんなできていないので大丈夫)。

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3 口述対策は何をするか

 ずばり、行うことは「音読」です。与件を声を出してゆっくり、何度も読みましょう。ゆっくり読みながら、この文章の1文は何を言いたいのか考えてみましょう。そうすると、理解が深まりますし、与件の内容もすんなり入ってきます。そのうえで、問題を考えたり、口述対策の対策集をやってみましょう。分からないものはインターネットやテキストで調べておきましょう。

 基本的に1から自分で解き直す必要はないと思います。私は、自分の解答を見て口述を行っているわけではないと思いましたし、解答の方向性が分かれば良いと思ったので、事例Ⅳ以外は解き直しはしていません。

 あと、友人たちから各予備校の模範解答や口述対策資料を頂いたりしたので、一通り読んでおきました。これは安心するという点で役に立ちましたが、無理に収集する必要はありません。
 セミナーのWeb公開もあるので、閲覧するもの良いでしょう。

4 受験生の皆さまへ

 ここまでは口述試験を受験する、筆記試験合格者を対象とした内容をお伝えしてきました。しかし、この音読や口述対策集に取り組むのは受験生に取り組んで頂きたい内容なのです。

 勉強会等で、解答を交換して採点することを否定しませんが、1段落単位でも良いので皆でゆっくり読みあってこの段落は何を言いたいのか、全部読んだら口述試験の質問を出し合って下さい。そこで与件の読み方を学習すると良いと思います。

 今回も長くなりましたのでここで終わりにします。ここまで、お読み頂きありがとうございました。合格したら中小企業政策研究会へお越しください。

#中小企業診断士 #企業内診断士 #口述試験 #与件 #音読

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