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企業内(中小企業)診断士の活動のあり方

 5週間毎に担当が回ってくるこのnoteですが、毎回、書きたいことを書くのか、閲覧数が多くなるネタにするのか(結果は別だけど)と迷ったりしながら取り組んでいます。
 今回は原点に返って、企業内診断士のネタで進めてみたいと思います。このnoteは「企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム」のメンバーで書いているからです。企業内中小企業診断士の活動や実態についていくつかご紹介させて頂きます。

1 都会の企業内診断士も各地へ赴こう

 企業内診断士は、時間の制約などもあり、自地域での活動が多いと思います。しかし、出身地(私は宮城県)や地方でのプロボノ活動にも力を入れている方も少しはいます。まずは地域は特定できなくても何かしたい方に向けて、視野を広げる意味で良いイベントがあるのでご紹介します。
 それは、中小企業診断士シンポジウムというイベントです。これは、各地域の中小企業診断士有志が毎年持ち回りで自主的に企画運営をするイベントです。

 私は、昨年10月に沖縄で開催された「第7回中小企業診断士シンポジウム」にも参加してきました。ちなみに今年は静岡で開催と聞いていますが、是非参加したいと思っています。

2 企業内診断士の実態をよく知ろう

 そういえば、先ほどのシンポジウムの最後の方でご挨拶されていた、関西外国語大学の川村悟准教授のことを思い出しました。直接お話はできませんでしたが、お話の中で「中小企業診断士の研究を行っている唯一の人です」とのことでした。先生は、一般社団法人中小企業診断協会のウェブサイト上で<調査・研究報告書「企業内診断士の実態調査-現状と活躍の可能性について-」>を公開しています。

 ここでは、中小企業支援における企業内診断士の可能性、診断士活動に障害を抱える企業内診断士、企業をはじめとした利害関係者に対する資格啓発の必要性、セカンドキャリアを見据えたキャリア開発に有効な診断士資格、都市部における中小企業診断士偏在の可能性などの点について記載されています。ポテンシャルを少しでも活かせる活動をしていきたいと思っています。

3 プロボノ活動に取り組んでみよう

 また、同じ川村先生の報告ですが、一般社団法人中小企業診断協会のウェブサイト上で<中小企業診断士のプロボノ活動に関する未来志向的考察-事例からみる将来性と今後の課題->を公開しています。

 ここでは、プロボノにおける動向や課題だけではなく、様々な事例が挙げられています。自治体、被災地支援、商店街などに積極的に活動が行われた事例紹介も豊富ですが、活動を通じてのコメントを読む限り、経験やスキルの獲得だけにとどまらない、無形ノウハウも公開されており、興味を持てるのではないかと思います。

4 企業内診断士のグループに所属してみよう

 私の所属している中小企業政策研究会には多くの企業内診断士が所属しています。その中にたくさんのチームがあるのですが、そのうちの一つが「企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム」です。是非、研究会への参加やチームの所属をお願い致します。3月27日の研究会では、研究会や各チームの紹介がありますのでお時間ある方はご参加下さい(初回は無料です)。

5 組織内中小企業診断士協会という団体もある

 企業内診断士の活動グループはいくつかあると思いますが、協会と名付けるような団体としての活動もあります。最近はオンラインな世の中ですので、全国各地からの参加者がおり交流が深められるのではないかと思います。会員だけの情報交換に限らず、得意分野を持ち寄った有償案件にも対応するなど、組織だった仕組みを利用するのも良いのではと思います。

 最後になりますが、企業内診断士としての実態を知りながら、取り組めそうな活動を模索して頂ければと思います。

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