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国際経済から学べる考え方

「中進国の罠」
今まさに東南アジア各国がはまっている状況
=人件費の上昇に見合う“技術力”が身につかず、後発国と先進国に挟まれて成長が鈍る。
ex. タイ→アジア有数の自動車の生産拠点となったが、工場を構えるのは外資系ばかりで、地元勢に技術革新の動きは広がらず、有力メーカーが育たない。

「先進国の罠」
韓国、シンガポール、そして、日本もはまっている状況
=国民所得の上昇に見合う“産業高度化”に行き詰まり、次の成長の道筋に苦悩する。
ex. シンガポール→工業、金融、バイオ、デジタルと、より付加価値の高い産業へシフトしてきたが、それら産業が期待通りの成果を生むかは分からない(成長率の鈍化)。


この2つの罠をまとめて超越しようとしているのが「中国製造2025」なのですが。。恐るべし。。


言いたかった事
①自分たちの“ステージ”をしっかり理解しないとダメ。
②デジタル時代、“技術力”だけを追っかけるのではなく、一気に“産業高度化”を見定めないとダメ。=“技術力”軽視ではなく、この“技術力”と“産業高度化”がしっかりリンクしてるかを見定めないと危険。という戦略・戦術の話。

③考えが整理でき、よいヒントをくれたちょっと以前の“この記事”でした。

クルマ産業の下克上時代 中所得国の罠、内から破る:日本経済新聞