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ブランドの今を知る大切さ

客観的に分析する大切さ

今回の #みんなのブランディング のテーマはブランドの今の姿をいかにして知るのか、というものにして書いていきたいと思います。マーケティングの領域では、デジタルマーケティングが多くのブランドでは主軸になってきているのでデータを使いながら現状を分析し、修正をしていくというプロセスが当たり前のようになってきていますが、ブランドについてはどうかというとまだまだその段階が一般的になってきていません。理由としてはそのようなサービスが一般的ではないからだと思いますが、だからと言ってデータの時代にデータでブランドの姿を測らないというのはちょっと時代錯誤の感はいなめません。データで分析することのメリットはなんといっても客観的に見れること、そして、そのデータをもとにブランドを扱う人たちが同じ理解のもと、同じ方向を見れるということが挙げられます。どうしてもブランドを発信している側の人たちは贔屓目で見てしまうので、正しいブランドの姿を見ることは難しいというのが現実です。

ブランドを力を知る方法

では、どうやってブランドの今、ブランドの力を知るのか、というと、大きく分けると定量的、定性的双方からのアプローチがあります。具体的にいうと、

ブランドに関する調査を実施する
ブランドに関するヒアリングやアンケートを実施する

といったことです。アンケートはどちらかというとフリーコメントのようなパートを重要視したものです。この2つのアプローチは、正しくブランドの今を分析するためには定期的に同じ調査を実施し定点で動きをみることが大切です。まず、ブランドに関する調査とは、インターネット調査などを活用して、ブランドを各要素に分解した質問に対してどのように答えてくれるかを定量的に分析をしていくものです。数値として結果が出てくるので、基準としての競合ブランドの数値を合わせて聞いておくとわかりやすいと思います。また定性的なものは型式だったものだけではなく、開催しているイベントなどでの顧客の声などをピックアップしておくことでもいいと思います。どのような声があるのかを把握することが目的です。これらを総合しながら今のブランドの姿を明らかにしていくのです。

定点でモニターすることの大切さ

重要となってくるのは、ブランド調査で競合比較を入れているものの、競合対比の優劣で考えないことです。上記したように、これらの調査は定期的に実施し、その差分を明らかにしていくことによって今やっているブランディングが正しい方向にあるのかを炙り出していく作業です。調査結果の文言やスコアそのもののディスカッションを行うのではなく、前回の調査からどの要素がどれだけ変わったのか、良くなったのか悪くなったのか、その理由は何なのか、をディスカッションすることが重要です。このブロセスを経ながらブランドに携わる人たちが正しくブランドの姿を把握し、共有していくことこそ、重要なプロセスとなります。

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