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メタバースは新しいブランドの場

メタバースとは

今日の記事も以前の記事のリライトでお送りしたいと思います。メタバースはブランディングのあり方について考える、ということをテーマに書いていきたいと思います。まずは、メタバースってなんだ?というところから入りたいと思います。ウィキペディアによると、

メタバース、メタヴァース (英: Metaverse) は、SF作家・ニール・スティーヴンスンによる1992年の著作『スノウ・クラッシュ』の作中で登場するインターネット上の仮想世界のこと。転じて、将来におけるインターネット環境が到達するであろうコンセプトモデル[要曖昧さ回避]や、仮想空間サービスの通称としても用いられる。メタ (meta-) とユニバース (universe) の合成語。

と説明されています。つまり、インターネット上に存在する空間で人々はそこで何かしらの社会活動を行う、というのが仮想空間メタバースと理解していいと思います。古くからはセカンドライフなどは2000年代中盤に流行したのは記憶に新しいですし、最近だとオンラインゲームとしてフォートナイトなども聞いたことがあるのではないでしょうか。また話題になっていることとしては、フェイスブックが、フェイスブックホライゾンという名前のメタバースを作るという話題もあるので、聞かれたことのある人は多いと思います。

メタバースでのブランディングとは

それでは、これから拡大していくであろうメタバースでブランドやブランディングは必要となってくるのか、という点について考察していきたいと思います。
メタバースは、アバターを使ってコミュニケーションを取ったり、仮想通貨を使ってモノゴトを交換したりします。そこはもう一つの社会ということになるかと思います。アバターではもちろん、現実世界tは異なるキャラクターとして振る舞うこともできるのですが、その本質としては、現実社会とメタバースはパラレルに存在して、双方が影響しあいながら存在していくと考えられます。そうなった場合、ブランドとして考えられるあり方は、

1. 現実社会でのブランドをそのままメタバースへ
2. メタバースでのブランドを確立する

という二つの方向性が考えられます。例えば、自動車ブランドが、メタバースでのデジタル再現した自動車を販売する、ということもできるでしょうし、メタバースでは、現実社会でのブランドが提供している商品・サービスを越えて、別のサービスを同じブランドで展開する、ということも可能でしょう。

メタバースでのブランドのあり方

とにかくポイントになるのは、メタバースであっても人はそこで活動しているのですから現実社会とブランドを作っていくプロセスはそれほど変わらないだろうということです。つまり、ブランドは共感を通じてつながり、共にブランドを作り上げていくことが求められます。単にデジタル化されたものを販売する、といったものではなく、現実社会とのブランドとの整合性や相乗効果をどう設計するのかといったことも考慮しておく必要があります。
ただし、メタバースでの人々の動きが現実社会と比べて具体的にどう違うのか、現実社会とどう影響し合うのかはこれから知見を積み重ねていかなければならないし、そもそも、メタバースでタッチできる人たちは現実社会と比べて若年層となることは確実なので、ブランドとしてどう振る舞うべきなのかは全く新しいマーケットが出現してきたと捉えて綿密な戦略が必要になると考えています。

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