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宣伝会議賞でコピーゴールドを受賞したので、noteを始めてみる。

第57回宣伝会議賞で、コピーゴールドという大変名誉ある賞をいただくことができました。

受賞したコピーは、

残りの人生は、何を検索するかで変わる。
(実家の親にヤフーのサービスやアプリを使ってもらうためのアイデア)


また、受賞には至らなかったものの、もう一つのコピーもファイナリストに選出していただきました。

AIに取られたい仕事もある。
(BMフラッシュ・ストレージの3つの特徴をわかりやすく、魅力的に伝えるアイデア)

初めての挑戦で、まさかこんな賞をいただけるなんて、夢にも思いませんでした。

いや、夢には見ていました。というか応募した人なら誰だって、自分の書いたコピーが選ばれた時をイメージして、頭の中で受賞スピーチの練習をしてみたり、賞金の使いみちを考えたり、インタビューされたらあんな事こんな事話したり…そんな妄想を楽しんでるんじゃないでしょうか?僕だけじゃないですよね?

そして、こんな素晴らしい賞をいただいたわけですが、「受賞した〜!!やった〜!!」で終わらせないために、noteを書き始めることにしました。

お前は誰だ!?

noteを始めるにあたって、何から書けばいいんだろう?読んでくれる人は何を知りたいだろう? と、考えてみたところ、まずほとんどの人から「お前は誰だ!?」という言葉が最初に出てくるんじゃないだろうか、というところに行き着いた。

なのでまずは自分が何者なのか、というところから書いていこうと思います。要するに自己紹介です。「いや、お前が誰かとかどうでもいいから、どうやってコピー書いたのか教えろ!」という声も聞こえてきそうではありますが、その辺はまた次回以降ということで…。

私は誰だ!?

1982年に大阪で生まれ、大阪で育つ。
高校大学とバンド活動に没頭。大学を卒業後、楽譜屋で働いていましたが27歳の頃に退職。
何を思ったかWeb デザインの勉強を始め、自分でサイトを作ったり、記事を書いたりして広告収入を得て細々と生活をする。いわゆるフリーランス、そんなことをしていたらいつのまにか37歳になっていました…。

もし和田アキ子さんに「君は何をされてる方なの?」と聞かれても、「なにやってんだろ……わたし……」と返答に困る、そんな人間だったんです。

そんなコピーとも広告ともなんの関わりもなかった男が、こんな年齢になって「コピーライターです。」と言えるようになりたい、そう思うようになったのが『宣伝会議賞』との出会いだったというわけです。


宣伝会議賞と出会う

2019年8月、Webのコンサルをやっている友人のサイト改修のお手伝いをしている時に、サイト内のちょっとした文章をいい感じにして欲しいと頼まれた。

友人は以前からちょっとした言葉遊びなど、僕のワードセンスに注目してくれていて、「なんかコピーライターとか向いてんちゃう?」と言ってくれていたのだ。とりあえず仕事にも役立ちそうだったので「コピーライター」と検索して出てくる書籍を読んで勉強を始めてみることに。

この時、それを仕事にしようなんてことは考えていなかったけれど、なんの変化もないつまらない毎日に何か刺激を与えてくれやしないかと、頭の中のメモに「コピーライター」という言葉をぺったりと貼り付けていた。

それから一週間もしない、8月31日。
用事で心斎橋へと向かうため、大阪の地下鉄御堂筋線、淀屋橋駅のホームを通った時だった。いつもなら気にしないポスターがフッと目に飛び込んできた。そこには「宣伝会議コピーライター養成講座 受講生募集中」と書かれていた。

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コピーライターという職業も、広告業界のことも全く知らなかった自分には、コピーライターになるための学校があるということがまず衝撃だった。しかも大阪にもあるのか、と。

地下鉄の車内で検索して、宣伝会議のサイトを開く。
しかし、すぐさま「高ぇな!」とつぶやいた。
宣伝会議コピーライター養成講座基礎コースの受講料は16万円(税別)。まだコピーライターになるという志も、書ける自信も全くない自分には、ホイと出せる金額では無かった。

しかし、受講生募集の傍らに、ある文章を見つけた。
それが、「宣伝会議賞、いよいよ課題発表!!
正確な文言は覚えてないけれど、ちょうどその時宣伝会議10月号の発売のタイミングで、課題が発表され募集が始まるというまさにその時だった。

吸い込まれるようにリンクをタップし、宣伝会議賞の概要と『宣伝会議』という雑誌があることをこの時始めて知る。
誰でも無料で参加できて、自分の書いたコピーをプロが審査してくれる。これは、まだコピーなんて1本も書いた事のない人間が、どれだけできるのかを試してみるには最高の舞台じゃないか!!と、早速書店へ向かい宣伝会議10月号を購入した。

あまりにも突然、宣伝会議賞への挑戦が始まった。


続き
なぜ2,000本のコピーを書いたのか

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