見出し画像

アメリカの大統領選挙が気になる

こんにちは。トランプ大統領のツイートをフォローしてたのですが、最近ツイート量が増大してタイムラインがトランプ一色になってきました。トランプ祭りですね。トランプ再選かなぁとか何気なく思ってたんですが、よくよく考えると両候補の事からアメリカの大統領選の仕組みまで全然詳しく知らなかったので、祭りに乗り遅れない為に調べて見ることにします。

アメリカ大統領選の仕組み

アメリカの大統領と副大統領は他の選挙と違う方式で選ばれるようです。かなり難解なんですが、アメリカ政府のページに分かり易い(?)スゴロクのようなインフォグラフィックがあったのでそれをベースに説明します。

画像1

(参照:Infographic Poster: How to Become President of the United States https://www.usa.gov/election )

まず合衆国憲法にある、
"アメリカ生まれ"
"35歳以上"
"14年以上居住"

Step 1: Primaries and Caucuses
党員集会(Caucuses)か予備選挙(Primaries)でまず州の代議員を選びます。党員集会は議論からの投票、予備選挙は一般的な投票のようです。アメリカは州によって法律が違うので、選び方はバラバラですが、現在は予備選挙が主流のようです。

Step 2: National Conventions
最終的な党の大統領候補者を選出する全国党大会。Step1で選ばれた代議員の投票により決まります。今年の民主党の候補であるバイデン氏は2,687票を獲得しサンダース氏の1,073票を大きく上回りました。

(参照:https://www.npr.org/2020/02/10/799979293/how-many-delegates-do-the-2020-presidential-democratic-candidates-have)

Step 3: General Election
国民1人1人がどちらかの大統領と副大統領に投票します。ただ、これは直接投票ではなく"Electors (選挙人)"の集団がどちらの候補者に投票するかを決める投票です。

Step 4: Electoral College
その州で1票でも多くのPopular Vote(人気投票)を得られれば、その州の選挙人団の数がその大統領の票となります。選挙人の数はその州の人口などによって決定しています。下記アメリカ政府のHPに貼ってあったイメージが各州の選挙人の数です。

画像2

(参照:https://www.usa.gov/election )

どちらの候補者(政党)に転がるか分からない州がSwing Stateと呼ばれていて、大統領候補はここの票を獲得する為に必死で演説をします。トランプ氏がコロナにかかった直後にどうしてもフロリダで演説がしたかったのは、フロリダがSwing Stateだからだったんですね。納得。

逆にカリフォルニアのようにほぼ確定している州もあります。
トランプ氏はそういう州には大人気ない(大統領らしからない)ですが、ボロカスツイートしてますね(笑)この投稿は乗っ取りかと正直目を疑ったけど。

2016年の大統領選では、300万以上ヒラリー候補の方が支持を集めていましが、結果Step4で306対232と大逆転勝利を収めました。今回も現時点(10/15/2020)で、10ポイント程度バイデン氏の支持率が上回っていますが、この選挙方式でやる以上、まだまだどちらに転ぶかが分からないのではと思います。

2020年大統領候補について

ドナルド・トランプ氏について

共和党から出馬した現大統領のトランプ氏。不動産王で、カジノ経営で何度も破産して、スキャンダルが多い人というイメージが大統領になる前の印象でした。ずっとバックトゥーザ・フューチャーに出てくるビフ(デロリアンに乗って未来の賭博情報を元に大富豪になるというストーリーがPart2にあった)とイメージが被るなと思ってたら、実はモデルだったんですね。。

(参照:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」悪役ビフはトランプ氏がモデルだった。https://www.huffingtonpost.jp/entry/biff-trump_jp_5eec2246c5b6f2720db35772)

色々と叩かれているし、ツイートを見てるとあんまり何も考えてないんじゃないかなと思うところもありますが、
- 経済的には就任以来株価は成長 (ツイートによって暴落したりもするが)
- 北朝鮮の元首と初の会談を実現@シンガポール
- 不法入国が大幅に減少
など色々な功績を残しているのは事実です。

ただ、世界一の大国のトップとしては、発言や行動が危うすぎる面もあるというのが多くの人の本音ではないでしょうか。選挙で勝利したら落ち着くといいのですが。

ジョー・バイデン 氏について

オバマ大統領の時の副大統領という事以外は正直あまり知りませんでした。調べてみると、結構苦労人ですね。

当選の1ヶ月後に奥さんと1歳の娘さんを事故で失くしていて、
2015年も大統領に立候補しようか検討している最中に息子さんを脳腫瘍で失くしています。

アイスクリームが好物という事で、甘党の菅首相とも気が合うのではないでしょうか(?)

(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョー・バイデン

ネガティブポイントとしては、失言が多いみたいで、トランプ大統領からもSleepy Joeとよく罵られています。

日本と世界への影響は?

トランプ氏が当選した場合、恐らく現在も燻っている米中の対立は引き続き予断を許さない状況にあるでしょう。特に新型コロナをChina Virusと演説で繰り返し叫んでいるので、その辺りの訴求が始まると厄介なことになりそうです。

ただ、トランプ氏は経済成長(特に株価)をすごく気にしているので、短期的に株価が下がっても向こう4年は成長を維持する施策を打ち出してくると思います。

一方、バイデン氏は、法人税の引き上げと、キャピタルゲイン税の増税を公言しているので、アメリカ企業の成長は、株価も含め停滞、或いは下落する可能性もあるでしょう。ただ、中国に対しては、追加関税など強硬姿勢を取らなさそうではあるので、グローバルで長期的にみると、経済成長を後押しするのかなとも思えます。

世界中のメディアで、大統領選に関連する議論が毎日巻き起こっていますが、仕組みや人を知ることで、11月3日の大統領選までより楽しめそうです。

少しポッドキャストでこのこのトピックについて話しました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?