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アップデートの重要性について考える

こんにちは。最初の投稿から1年近く放置してしまいました。

「Factfulness」

発行が2年前ぐらいなので新しい本ではないですが、「Factfulness」という本を読みました。audibleなので、正確には聴きました。ほぼ13時間なので、1.5倍速で聴いても8時間超という大作でしたが、初めてaudibleを使ってみて移動中のインプットとしてはすごくありだなと感じました。歩きkindleで電柱にぶつかる心配もないですし。

本の大雑把な感想というか解釈としては

世界中の思い込みは人の想像や古いFactをベースに形作られているので、実際の現況と乖離している事が多々ある

という事です。

当たり前の事を書きますが、時は流れます。自分たちが数十年前に受けた教育は、当時の事実ベースかもしれないけれど、今の事実とは異なる部分が多々あります。鎌倉幕府は”イイクニ(1192)作ろう”だと信じてたんですが、今は”イイハコ(1185)作ろう”なんですよ。信じられますか?

良い箱ってなんやねん。というか1,000年近く前の7年の誤差なんて多くの人にとって限りなくどうでも良いし、年号なんてざっくりで良いでしょってずっと思ってますが(研究者の方すみません)、どうでも良くない事実の変化もたくさんあります。

当たり前だと思っている事をデータとエビデンスを基に、事実を知る、改めて考えるという事の重要性を再認識させられた本でした。感謝。

変わらない事はヤバイ

本は”ファクト(事実)"が重要だよ、を色々な事例で述べているのですが、僕は本を読んだ後に”変わらない事”への恐怖を感じました。恐怖は嘘です。ヤバイなーぐらいですね。

何がヤバイかというと、

自分自身が過去の経験(特に成功体験)に縛られている事が多々ある

という事です。時は流れているので、過去と同じパターンで思考したり、アクションしたりする事の正解率が過去と同じはずがないです。年号ですら変わるのに...

何を変える必要があるか

色々とヤバイなと思う部分があるのですが、特に変える必要があるなと思うのが、

・思考プロセス
・事業、文化、制度

です。

思考プロセス

これはどういう事かと言うと、思考の仕方をパターン化しちゃって、そのパターンから外れたイレギュラーな考え方をしなくなってきています。ある程度自分の中で思考する際に使うフレームワークが決まってくると、アウトプットがかなり偏ってしまう。ヤバイです。

事業、文化、制度

色々あるんですが、例えばマーケティング手法なんかも1年で大きく変わったりするのに、3年前にうまくいった事を今だに成功体験として語るとかです。(今でもうまく行く事ももちろんあるけど)

社内の評価制度とかでも、完璧な物ができたと思って数年変えずに運用してたら、いつの間にか世の中とのギャップが生じて制度破綻しているとかもあります。

文化とかも、人が変われば大きく変わる(良い方向にも悪い方向にも)事もあるし、スタートアップとかの変化のスピードは年単位ではなく週単位だったりします。

変わり続けるために

実際、ここ数年、自分の中で過去の経験が良くない作用をしているなぁと思う事が少しづつ増えています。10歳以上年上の現役経営者でも、過去の成功体験から視野が狭くなってるんだろうなぁと思う事象を最近目にしました。このままいくと自分も間違いなくそんな老害になるかもしれない。いやなる。老害に俺はなる!

頭が硬くならないために、そして柔軟な意思決定をするために、馴染みのないフィールドの情報を積極的に吸収し、継続的に過去の経験をリセットして、ゼロベースで思考する癖を付けていきたいと思います。

老害になりたくないので、世の中の変化に柔軟に対応していきたいですね。


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