【詩】不採用の理由

くそっ、これで１０社目だ！

何度応募しても、どこも俺を拾ってくれない！

どうしてなんだ！

俺は学業優秀だった！
遅刻をしたことはないし、提出期限はいつも守っていた！

話し上手で、
聞き上手で、
英語も話せて、
パソコンも使えて、
本も読んで、
テレビも見て、
ネットも見て、
学生代表もして、
毎日街の清掃もして、
企業研修にも参加して、
運転技術も丁寧で、
先輩には頼られて、
後輩にも慕われていた！

俺はこんなに優れているのに！
他の奴より、よくできた人間なのに！

どうして採用されないんだ！

そして、男の携帯電話に着信が入る。

１１社目の不採用通知だった。

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見出し画像には、『Masahiro Ikeda（まっすー）』様のイラストをお借りしました！

ありがとうございます！

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