保険営業マンに資産運用の相談をしていた女性の発言に驚きました!
私は普段、主に自宅で仕事をしているのですが、気分転換に喫茶店でパソコン作業等をすることもあります。
家に居るとついダラダラしてしまうこともあるのですが、喫茶店だと作業に集中できるので気に入ってます。
ところが先日、私の集中力を妨げる出来事がありました。
近くの席に座っていた男女の会話内容が「保険のセールス」だったのです!
盗み聞きするつもりはなかったのですが、ほぼ真横の席で話し込んでいたので、ついつい聞き入ってしまいました。
しかも、その会話はちょっと考えさせられる内容だったのです。
資産運用に少しでも興味を持っている人なら参考になると思いますので、ご紹介します。
相談の内容は?
相談者(女性)は、すでにNISAやiDeCoをやっており、それ以外の資産運用についてアドバイスを求めているようでした。
それに対する営業マンの提案を要約すると、次のような内容でした。
「保険商品で運用すれば、貯蓄しながら保障もついてきて、さらに税金的にも有利となりますよ」
営業マンの提案に対する、相談者の回答はこうです。
「保険は入るとしても掛け捨てにして、投資や貯蓄とは分けて考えようと思っていました。余計な手数料がかからないように。」
この回答を聞いたとき、私は思わず拍手喝采しました!!!
(もちろん、心の中でですよ笑)
マネーリテラシー(お金の知識・判断力)がとても高い、素晴らしい回答だと思ったからです。
保険商品を選ぶときに大切な考えかた
多くの人が、保険と貯蓄、保険と投資が混ざった保険商品を契約しています。
このような保険の何が問題かというと、手数料が高くなりがちということ。
保険は何十年も加入するケースが多いですから、いろいろ混ざった保険に入ると手数料の総額は膨大な金額になる可能性が高いのです。
相談者の女性が言うように、保険、貯蓄、投資を分けて考え、それぞれに適切な方法を選ぶことで、支払う手数料を大きく削減することができます。
(投資性の保険商品については、運用リターンという観点で問題がある商品も多くあります)
資産運用は誰に相談すべきか
そもそも、女性の相談内容は「NISAやiDeCo以外の資産運用の方法」です。
そのような内容の相談を、保険商品の提案がありきの営業マンにすること自体が間違っていると思います。
しかも相談した女性が悪いわけでもなく、相談できる環境がない(知らない)ことが問題の本質なんですよね。
たとえるなら、歯が痛いのに内科を受診するようなもの。
歯を治療できる歯科医の存在があまり知られていないし、歯科医の絶対数も少ない社会に住んでいる、みたいな感じでしょうか。
資産運用の相談をしたい人が、中立の立場で自分に合った提案をしてくれる専門家にすぐに出逢える環境。
そんな社会の実現に貢献できるよう、私も自分に何ができるのか考えていきたいと思っています。
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