都知事選に思うこと

安野さんみたいな人が知事に立候補してくれてありがとう入れますとか言えれば楽しいんだろうけど、今回の都知事選は投票に行かないってことを含めて蓮舫に入れる以外は小池に入れるってこと。そして小池に入れるってことは禁止されているはずの電通と取引してプロジェクションマッピングに何十億も使ったり、三井不動産と仲良くなって見返り貰って外苑の木を切り倒したり、関東大震災の朝鮮人虐殺を無視したり、貧困を放置したり、目黒川に船を浮かべて通勤ラッシュ、ゼロとか寝言言っていることに加担することだ。

自分にしたところで政治にかまっている暇なんてないし選挙なんて行きたくもない。10年前は選挙権なんて売ればよいと思ってたし、熱心に政治活動している人を冷ややかな目で見ていた。100%支持できない人に投票するなんて間違ってるし、そんな人はいないのだから選挙なんて行く必要はないと思っていた。そして今もその感覚は少し残っているし、そういった気持ちも心のどっかに持っていないといけないものだとも思っている。自分は社会の恩恵を受けて今の自分があると思っているけど、社会に冷遇された人が社会のことを考える必要なんて何もない。

だけど、一方で金と名声と権力への欲望(これらこそまさに人間と動物を分ける過剰なサンス)にかられた政治屋に好き勝手にさせないために、僕らの日常をそんな奴らに壊されないために、今自分にできることは蓮舫に投票することなんだと思う。

自分の周りでも同じような論理で蓮舫一択って言っている人もいれば、そのエコーチェンバーを少し離れると共産党の支持や彼女の昔の発言から毛嫌いしている人も沢山いるし、それがこの国の多くの人の民意だってことも理解している。でも、それは小池の悪行を支持することなんだということをもう一度考えてほしい。ここまで読んで小池の悪行を許せないと思うなら投票する先は一人だと思う。

最後に小池と蓮舫以外の候補者だけど、彼らの多くは何かしらで成功した人たちで馬鹿ではない。馬鹿ではないし彼らは自身が都知事になれないことも分かっている。それなのになぜ供託金300万円を払ってまで都知事選に出るのか。つまり彼らには300万円を払ってでも出馬して当選する以外に得するなにかがあるのだ。そんなそれぞれの目的のために出ている人たちに投票するのが意味のない行為だってことは少し考えれば分かるはずだ。

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