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【母への感謝】

【母への感謝】

生後、免疫機能が著しく低く、
同じ病原体に何度も感染したり、
すぐ重症化していたというIさん
(男性30代 会社員)。

4歳までに5回の肺炎を患い、
幼稚園では毎週発熱、
小学生に入っても
原因不明の内出血が続く難病が発覚したり、
骨から骨が生えてしまう難病が発覚したり、

インフルエンザのシーズンは
必ずと言っていいほど
2回以上感染してしまっていたそうです。

社会人になってからは
免疫機能も正常化して、
今は毎日を元気に暮らしているそうですが、

生後〜学生時代を振り返って
献身的に育ててくれた
お母さんへの感謝
を話してくださいました。

〜〜〜〜
Iさん:
僕は小さい頃から
やんちゃで、

体調が悪いときは、
家に引きこもり、

治ってしまうと、
他人に迷惑をかけまくる、
そんな子供でした。

母親はしょっちゅう
学校に呼び出されてました。

僕:
まさに大物ですね(笑)

Iさん:
そんな中、母親は
僕がどれだけ悪さをしても
ちゃんと話しを聞いてくれて

病気になっても、いつも
「Sくん(Iさん)なら大丈夫!」
と声をかけてくれて。

「やさしい子だね」というのは
ずっと言われていました。

僕:
ずっと励ましてくれていたんですね。

Iさん:
僕には
「人生最大の後悔」
というのがあります。

僕:
人生最大の後悔…

Iさん:
小学生高学年で、
足の骨の2回目の手術をしたとき
(骨から骨が生えてくる難病を患ったとき)

「何で俺だけこういう風になるんだよ」
って母親に話して

母は涙を流しながら、
「代われるものなら代わりたいわよ」
と言わせてしまったことが、
人生最大の後悔だなと心にあったんです。

僕:
あー。なるほど…。

Iさん:
2年前に
母に「答え合わせ」をしたんです。

こんなに世話を焼かせて、
文句まで言ってしまったことを
後悔していると話し、

あの時どんな気持ちだったの?
と聞いたんです。

そしたら、

「(文句が出るのは)当たり前だよ、
むしろ、それまで
言われなかったことが
不思議なくらいだったよ

だから
代わってあげられないけど、
少しでも早く良くなるように、
今できることをしよう、と
その時、伝えたんだよ。」

と言われました。

僕:
そういう気持ちだったんですね。

Iさん:
ボロボロに泣きました。
〜〜〜〜

実は、Iさんのお母さんも
「他の子と違う息子にどう接していいか?」
迷ったときがあったと言います。

しかし、ある人物から、
子育ての指針となる言葉を
もらったそうです。

〜〜〜〜
Iさん:
当時、お世話になっていた、
お医者さんの話なんですが。

母が「どう接していいか、分からない」
と相談した時に。

その先生はこういったそうです。

「どう接していいか?って
普通に接すれば良いんです。
普通の子どもなんだから。

ただ身体が少し他の子よりも
弱いだけ。

お母さんが普通の子として
接しなかったら、
この子自身が被害者になっちゃいます」

ウチの母親は、それをその後ずっと
胸に刻んで接してくれました。

僕:
すごい。

Iさん:
そんな、僕を普通の子として
育て続けてくれた母親を
超尊敬しています。
〜〜〜〜

今は頻繁に体調を崩すことも
無くなったIさんは

理学療法士として活動し、
現在クリニックの幹部として
経営に携わりながら、

たくさんの患者様が
安心して来院し、
一日も早く、長く
元気になってもらえるように

日々、治療やチームビルディングに
邁進しています。

母からもらった愛は
きっとこれからもIさんの心に、
ずっと残っていくと思います。

ありがとうございました。
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