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【コロナが家族にもたらしたもの】

【コロナが家族にもたらしたもの】

タレント業をされている
Hさん(女性)に
コロナでの「家族関係の変化」に
ついて聞きました。

コロナ当初は
アルツハイマーの母親を
「妹家族」と
「私の家族」と
計3世帯で同居しながら
母親の面倒を見る生活を
していたというHさん。

ところが、
妹さんがコロナの恐怖症になり、
家族の関係が激変したと言います。

〜〜〜〜
Hさん:
私も、もちろん
感染しないように
気をつけていましたが、

でも仕事柄
どうしても外に出ないと
いけなかったんですね。

でも、妹は
コロナ恐怖症になってしまって、
外に出て仕事をする私は
家に入れてもらえなくなったんです。

僕:
それは大変です。

Hさん:
2年間くらいは妹と大喧嘩でした。
「お姉ちゃんは母のことを考えていない」
と。

母はアルツハイマーで、
90歳近いですし、
コロナに感染したら
死亡するリスクもある、
と分かる部分もあります。

結局その後、
妹とLINEだけのやり取りになり、

今はやっと、
母が実家の玄関で、
私は道を挟んだ向こう側から
あいさつだけさせてもらえる関係です。

僕:
なるほど…。
やり過ぎでは?と正直思いますけど。

Hさん:
それがその後、

3人くらい別々の知り合いから
アルツハイマーの患者が
コロナに感染すると、
病院でどのような扱いを
されるか?
聞く機会があったんです。

僕:
…どういう扱いなんですか?

Hさん:
ありとあらゆる精神安定剤を
投与されて、
パニックになることを想定して、
暴れないように全身ベッドに
括り(くくり)付けにされる
という話だったんです。

(事実かは分かりませんが)
1週間で廃人になって
帰ってくるんだとか…。

その時、はじめて
「自分が間違っていた」
と思って。

妹に対する感謝の念が
湧いてきました。
〜〜〜〜

介護をしている人、
子育てをしている人、
お客様と接する人、
集団で生活している人、

コロナという現象に対して、
それぞれの考えと行動がある中、

Hさんのように
近い存在だからこそ、
家族とぶつかりあう
経験をした人は多いのでは
ないかと思います。

どの情報を
信じていいか分からない状況での
考えのすれ違い、
というのは、
僕たちの生活に大きな影響を及ぼしました。

Hさんも、この現象を
とても客観的に捉えており、

感染症とは違う視点で、
コロナが世界にもたらしたこと
について教えてくれました。

〜〜〜〜
Hさん:

考え方の統一ができないとき
新しい事態が起きたとき

家族間で意見が違うと
こんなにも関係が壊れるんだ。
ということが分かりました。

ワクチンやマスクのことも、
それぞれ皆んな
意見が分かれますよね。

自分の意見を通したり、
通さなかったり、
主張したり、
ただ言わずにいたり。

それによって
人間関係が
壊れたり上手くいったり。

統一が難しい中、
どうやってお互い
新しい選択をするか?
というのを
問われている気がします。
〜〜〜〜

コロナは人と人との
物理的な断絶をした
だけでなく、

Hさんの言う通り、
近い存在(家族)との
意見や価値観のすれ違いを生み、

僕たちに「何が大切か?」の
選択を迫っていたのかもしれないと
思いました。

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