見出し画像

【IDEA】健体康心≒がん予防

前回は「学校」に関する記事を投稿しました。今回は、自分の経験をもとに健康意識について書いていきます。
noteには、健康に関する記事が沢山あり、日々参考にしていますが、ふと疑問に思うのが、健康づくりの先にある将来をどう見据えているかです。

【私の場合】
大学生の頃、友達と毎日のように飲み歩いては、朝食は食べず、昼は学食、夜は外食を繰り返し、自炊は全くしていませんでした。
社会人なっても、生活習慣に大した変化はなく、毎日、最寄りのコンビニで弁当と揚げ鶏、おにぎりを買い、カップラーメンを汁代わりという有り様です。当時の同僚も似たような食生活だったので、悪習慣の自覚はありませんでした。週末の華金になれば、行きつけの居酒屋で、同じメンバーと、職場の愚痴や馬鹿話を延々とします。今となっては良い思い出ですが、その代償は徐々に忍び寄って来ます。

現在、私は30代後半ですが、同窓会の度にその仕上がりに差が出ます…

年齢に勝てないのは承知ですが、向き合うことが大切だと思います。

生活習慣を見直すきっかけは、異動先で出会った上司です。当時、私は30になる歳でした。

その上司は、50代後半であり、あと数年で定年退職を迎える方でしたが、服の上からでも分かるような筋骨隆々で若々しい方でした(以下、この方をFさんと呼びます)。
Fさんからは、仕事の面、生活の面、広く言えば、生き方全般において学ぶことが多く、気が付けば憧れの存在になっていました。

模範となるメンターモデルに出会うと、「この人の魅力は何だろう…」と思えてきます。私の場合、Fさんからの学びが、健康への近道であり王道でした。
社会人8年目にして意識改革です。

【習慣化にはアレンジ力が問われる!】
ただ、模範的な言動は真似るだけでは、模倣者になるだけです。
当時の私は「Fさんなら、どうするだろう…」とばかり考えていましたが、当然ですが上手くいきません。詳細は書きませんが、本当に恥ばかりかきました。いや、全く…

仕事面や生活面で痛い目にあった私は、Fさんありきで考えるのではなく、自分自身を以下の3つに分解して、そのためにすべきことは何だろうと改めて整理することにしました。

【体】のために運動する。
【頭】のために勉強する。
【心】のために交流する。

すると、徐々にですが、心身頭のコンディションが良くなっていきます。また、気持ちと身体が繋がっていることを実感しました。
ただ、上記の3項目は、子どもの頃は、割と当たり前な習慣です。それが、大人になると面倒だったり、忘れていることなのかもしてません。また、人によっては、仕事中心でそれどころではない時期もあります。

下記の一節は、紀元前のとある詩集から抜粋したものです。今から2000年以上前の哲人の言葉となると、反省します。

「mens sana in corpore sano:健全なる精神は健全なる身体に宿る」

『ユウェナリウス風刺詩集』第10編第356行にあるラテン語の一節 より

余談ですが、日本の大手スポーツメーカーの「ASICS」は上記のmensの部分をAnimaに変えて頭文字を取った造語と言われています。
「Anima Sana in Corpore Sano:健全なる魂は健全なる身体に宿る」
造語から頭文字を取って社名にするとは、格好良いですね!!

余談の余談ですが、健康々々と良く耳にしますが、これは易経の「健体康心」が由来だそうです。

【Fさんが伝えたかったこと】
とある平日、定時が過ぎて先生方もいくらかリラックスしていた頃、職員室の談話を私は背中で聞いていました。ある先生がFさんに尋ねていました。

「Fさんって病気もしないし、本当に頑健なイメージですけど、昔からですか?」
「…いや、違う」
「へー、いつからですか?」
「…俺の親父はガンで死んでる…それからだ」

それを聞いて、私はハッとしました。
実は、Fさんの健康習慣のベースは、とても基本的ものでした。

下記の12項目は【日本対がん協会】のHPに掲載されているものです。
【がんを防ぐ12か条】
1.たばこは吸わない
2.他人のたばこの煙を避ける
3.お酒はほどほどに
4.バランスのとれた食生活を
5.塩辛い食品は控えめに
6.野菜や果物は不足にならないように
7.適度に運動
8.適切な体重維持
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療
10.定期的ながん検診を
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12.正しいがん情報でがんを知ることから

おそらく、多くの人が「分かっていても中々難しい…」と感じるかもしれません。これらの項目と向き合い続けたのが、Fさんの正体だったのかもしれません。

確かに、上記12項目は予防になりそうです。
それにしても、男性の方ががんの割合が高いですね…
仮にこのデータが真実であれば、健康に向き合う価値はありそうです。
Fさんは「ニュートン」の愛読者であり、理科の先生でした。
私も別冊シリーズは大好きです!!

ここまで、読んでいただきありがとうございました。これからも読者の方が参考になるような記事を考えていくので、よろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?