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一人芝居法

いろんな感情が湧いてわけわかんなくなったとき、そのままにしておくといろんな感情が混ざり合った混沌がおりのように溜まっていって心が重くなって沈んでしまう。

澱が溜まりすぎると何もかもが濁ってしまうし、掻き出すのも大変になってしまうので、早めにさらっておく方がいい。

私はそんな時、一つひとつの感情をぶつけるべき相手に最大限ぶつけるとしたらなんて言うかを考えながら実際に言葉にして口に出す。

要は独り言なんだけど、ブツブツよりもだいぶ大きくハッキリ口に出す。

公衆の面前でやると引かれたり通報されたりするので、独りになれる場所を探す。
ベストは車の中だ。

治療法よろしく命名するとすれば、「一人芝居法」とでも言おうか。

いろんな感情を混ぜずに一つずつぶつけていくと、どれもしっくりこないことがほとんどで、そんなしっくりこない感じを頭の中で整理すると、言語化されて落ち着くか、バカバカしくなってどうでもよくなるか、とにかく負の感情が弱まってきて、最終的には澱全体が攫われたような気分になる。

すっきり晴れやかになんてならないけれど、沈むのは防げる。

今日やった。

はじめは怒りと誤解していた自分の感情が、深い落胆であるとわかった。

自分の期待を自分で勝手に高めすぎて、相手との差ができていた。

一人芝居を数場面こなしたら、自分の落胆が自分の期待のせいであり、相手に非がない割り切れば済むことだと結論付けできた。

すっきりしないし何も前進していないけど、どうでもよくなった。

オレの感覚が狂っていておかしいと割り切ればいいと思えるようになった。

多少こべりつくものはありつつ、澱は攫えた。

せっかくだから何かのネタにでもするか。

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