見出し画像

かわたれ

日本語って美しいなって思う言葉があります。

まあ、日本人だからそう思うという側面は否定しませんが。

「かわたれどき」という言葉も好きな言葉の一つです。

朝のまだ陽の昇りきらぬ刻、向こうから誰か来るけど、薄暗くて判然としない。

心の中で「彼は誰(かわたれ=あの人は誰だろう)」と呟く。想い寄せるあの方ではと期待しながら…

夕闇迫る中だと「たそがれどき」になりますね。
「誰そ彼(たそかれ=誰かな、あの人)」

「かわたれどき」と「たそがれどき」に明確な区別があるわけではないようですが、なんとなく朝が「かわたれ」、夕方が「たそがれ」ですね。

時間帯を表す言葉が心の揺らぎから生まれるというのが “をかし” ですよね。

ボクはこの「かわたれ」という美しい言葉に度々出会い、そのたびに雅の心を思い出します。

みなさんも「かわたれ」に出会うたびに、美しい言葉の雅に触れてください。

画像1

コンビニにもあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?