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類別詞を学ぶ

こんばんは。
引き続き、「rakuraku vietnam」さんのYoutube動画『初級ベトナム語文法第17課:「これ、それ、あれ、どれ」「これは何ですか?」』のレビューと類別詞についてです。

「Cai nay la cai gi?」つまり「これは何ですか?」と聞けば、「これは〜です」という回答があります。あえて「これはペンです」にしましょう。
ベトナム語で「Cai nay la cai but」です。
英語では「This is a pen」です。
ベトナム語も英語も「これ/です/ペン」の語順で同じです。

次は「あれは/私/の/本/です」という文章です。
ベトナム語では「あれ/です/本/の/私」という語順です。
英語では「That is my book」なので「あれ/です/私の/本」。
ベトナム語には“my”(私の)に相当する単語がないのでしょうか。
「あれ」は“Cai kia”、「です」は“la”、「本」は“sach”、「私の」は“cua chi”。
なので、「Cai kia la sach cua chi」です。
「〜の」は、“cua 〜”というのですね。

そして、次の文章は「あなた/の/ペンは/どれ/ですか?」です。
ベトナム語の語順は「ペン/の/あなた/です/どれ?」となり、「But cua anh la cai nao?」となります。
英語では「Which one is your pen?」なので「どれ/です/あなたの/ペン?」となり、今回は全部違います。
対する返答「これです」は、ベトナム語の語順では「です/これ」となって「La cai nay」といいます。

さて、何度も出てきた単語、“cai”と「類別詞」について理解するため、調べ学習は続きます。
次はChatGPTに聞きました。一部を抜き出します。

あなた:ベトナム語のcáiは、英語では何というか教えてください。
ChatGPT:ベトナム語の"cái"は、英語では"the"や"a"のような冠詞に相当します。

あなた:ベトナム語で"cái"を付けるのはどのような場合か、教えてください。
ChatGPT:ベトナム語の "cái" は、一般的に物事や物体を指す場合に使用されます。・・・"cái"は、対象が物体であることを強調する場合に使用されることが多いですが、一般的な使い方は文脈によって異なります。

あなた:日本語における類別詞の具体例を教えてください。
ChatGPT:日本語における類別詞の具体例は次の通りです:

  1. つ(つ)

    • 一つの本 ("one book")

    • 二つのリンゴ ("two apples")

    • 三つの机 ("three desks")

  2. 本(ほん)

    • 一本のペン ("one pen")

    • 二本の鉛筆 ("two pencils")

    • 三本の指 ("three fingers")

  3. 枚(まい)

    • 一枚の紙 ("one sheet of paper")

    • 二枚の写真 ("two photographs")

    • 三枚の切手 ("three stamps")

  4. 匹(ひき)

    • 一匹の犬 ("one dog")

    • 二匹の猫 ("two cats")

    • 三匹の魚 ("three fish")

これらは日本語でよく使われる類別詞の例です。類別詞は、数量や種類を明確に表すために使用されます。
(引用以上)

言葉の定義については、そうなのかな?と思う部分はありますが、確かに数を数えるときの単位が「人」なら人だと思うし、「個」なら概ね小さめの物かなと思うし、「匹」なら小さめから中くらいの生物な感じがします。
ずれていると違和感があるし、「生物」でも「大きな物」でも「平べったい物」でも全部「個」と数えられると、「そこは“枚”を使ったほうが・・・」とか感じそうですね。
そういう「物の種類」がイメージしやすくなるための言葉が「類別詞」、という意味なのでしょう。

何となく、私が普段日本語で使っている表現と照らして、「あぁ、そういう感じの言葉かぁ」というのがわかってきました。
そこで最後に、日本語の類別詞について調べて、より言葉のニュアンスを確かめて、終わろうと思います。

Googleで「日本語 類別詞」と検索して、上の方にあった「TCJ 日本語教師養成講座」さんの「TCJコラム 助数詞は日本語だけ?広がる助数詞の世界!」という記事を読みました。
そこには「数字のあとにくる「~個」「~本」「~枚」を助数詞といいます。助数詞は私たちの言語生活と切っても切れない関係にあります。まず、私たちは助数詞なしではものを数えることができません。これは当たり前のように思えますが、英語などのように、助数詞を用いず「1、2、3」の数詞だけで十分な言語もたくさんあります」とありました。
「類別詞」ではなく「助数詞」というんですね。
さらにこの記事には「助数詞は日本語だけではなく、他の言語にもあります。助数詞というのは日本語学の用語で、一般的には『類別詞』といいます。日本語のようにつねに数詞とともに現れる類別詞を『数詞類別詞』といいます」「中国語やベトナム語では、類別詞は数詞とだけではなく指示詞とともにも用いられ、これが日本語と大きく違う点です」「『類別詞』というのは、名詞類を種類分けするということです。つまり、私たちは類別詞を通してさまざまな名詞をカテゴリー化しているということになります」と解説されていました。

名詞をカテゴリー化する言葉が「類別詞」。
言語によって使われ方が様々で、日本語では「数詞」とセットで現れる「数詞類別詞」が使われる。
ベトナム語では数詞とだけでなく指示詞とともにも使われる。
でも効果は同じ。
名詞が「どんな種類のものか」がすんなり伝わるための言葉。
うまく使われていないと、なんとなく引っかかってしまう。
けど、正しく使えると、それだけ相手が受け取りやすい言葉になるのだろう、と思いました。

以上です。

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