省略しても伝わる言葉
こんばんは。
習慣になっている「rakuraku vietnam」さんの「初級ベトナム語文法」のレビューの続きを書きます。
他の動画も見ようかなと思うのですけど、まだ最後(29課)まで見ていないし、もっといいものを探す時間や手間が勿体無いのです。
結局見つからないかもしれないし、見つけたと思ったものがそこまで有益じゃないかもしれないし。
そう思うと、今は「rakuraku vietnam」さんの動画を続けてみる方が、良いように思ったのです。
今日は『初級ベトナム語文法第20課「の」の二つの使い方。「この本はベトナム語の本です」「私はハノイ大学の学生です」』を紹介します。
ベトナム語で「〜の〜」を意味する言葉、助詞は2つあります。
1つは「cua」で、すでに習いました。
所有や所属を表すもので、英語の“of”に近い意味です。
もう1つは「ve」で、ものの説明をするときに使われます。
「ものの説明」って随分使用範囲が広いように思いますね。
Googleで「格助詞」で検索すると、東京外国語大学言語モジュールで、「格助詞“の”」についての解説が読めたので、引用します。
「名詞について、ほかの名詞との間に何かの関係があることを表わします。『机の上』『庭の花』『田中さんの本』」(以上)
“の”の使い方は、やっぱり幅広いですね。
それでは今回の文法です。
日本語で「私は/ハノイ大学/の/学生/です」という文章。
“の”は所属を表します。
ベトナム語では「私/です/学生/の/大学/ハノイ」の語順になります。
なので「Em la sinh vien cua truong dai hoc Ha Noi」となります。
そして、会話では“の“にあたる「cua」を省略してもいいようです。
なくても伝わるし、文章の意味も変わらないのでしょう。
次に「この本は/ベトナム語/の/本/です」という文章です。
“の“は説明のときの”の“です。
ベトナム語では「本/この/です/本/の/ベトナム語」という語順になります。
なので「Sach nay la sach ve tieng Viet」となります。
この「ve」は省略できないのだと思います。
その解説はありませんでしたから。
また、疑問文の「この本は何の本ですか?」は、ベトナム語では「本/この/です/本/何?」という語順です。
なので「Sach nay la sach gi?」となります。
「〜gi?」が「何の〜?」という聞き方になります。
省略できる言葉かどうかはわかりませんが、日本語の会話では、主語の次の助詞を省略することがあるように思います。
「私、やりますよ」みたいな感じですね。
日本語の場合は、助詞一つで意味を強調するところがあるから、それを避けているのかもしれないですけど。
「私がやりますよ」という感じですね。
会話では、という事なので、伝えたいニュアンスによるのだと思います。
以上です。
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