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映画は映画館に入ってから出て行くまでが1つの作品なんだ

6月20日 朝9:30 朝一の横浜シネマリンへ駆け込む。

27日の『サクリファイス』のチケットを購入するために。

この映画館では、上映1週間前からチケットが購入できる。

自由席だから、整理番号付で。

当然ながら、整理番号1番のチケットが手に入った。

もう来週なのか。ドキドキ。

そう思って1週間が経ち、27日。

『サクリファイス』再スタートの初日が明けた。

入場開始のアナウンスが流れる。

今から並んで順番通りに入れるのか、と思った矢先、「整理番号1番から5番までの方」とのアナウンス。

某…いや名前は出してしまおう、ケイズシネマと同じ呼び方だ。

はぁ?(*´Д`)

待て待て待て待て。
おいおいおいおい。

そりゃないよふざけるなよ。

整理番号1番だから最初に入れると思うだろ。
いや、最初だろ。

前に1人いたのでその人が先に入っていった。
いやお前もなんだよお前この劇場の仕組み知ってるな。

入った瞬間駆け足でその人を抜かして目当ての席に座った。
その人は「はぁ?」とか後々小言で「ふざけんなよ」とか言っていたが、確かにマナー違反かもしれないが。

こちとら1週間前にきてちゃんと1番取ってるんだよ。
これで目当ての席取れないとかふざけてんのか、と言いたい。

いや、その人はあまり悪くないな、ごめんなさい。

思うんだけどね、整理番号ってなんのためにあるのかもう一度考えてほしいのよ。

一気に番号で呼ぶスタイルの映画館さんたちは。

少なくとも1~10番くらいは1人ずつ呼ぶべきだと思うのですよ。
そこはその観客次第ですか?そういうスタイルなんですか?

・・・

といった感じで出鼻を挫かれた。

だから自由席は嫌いなんだ。

と思いつつ始まる作品。

うん、集中は出来ないよね。

悔しいよね。

あれだけ楽しみにしていた作品が、全然集中できない。

でも音はいいなあ、とかやっぱり映画館で観る映画っていいなあ、っていうのは感じた。

だけどね、内容がそこまで入ってこない。

何度も観ていたから、どうにか観きれることはできたし、
新しい発見もあったけど、どこか散漫しながら観てしまった。

けど、申し訳ない。本当に、申し訳ない。

あれだけ楽しみにしていたのに。
この3週間あとどれくらい行けるのかも分からないし(もういけないかもしれないし)

でも音はすごく良く感じたからもう一度や二度、色々な角度で観たいのよね。

なんだろうね。

僕は人一倍そういったことに敏感なのかもしれない。

その場所に入ってから、出て行くまで。
それを1つの作品として楽しみたいのさ。

映画は映画館に入ってから出て行くまでが1つの作品なんだ。って。思ってるんだよね。

(だからこそ自分で演劇やる時とかは異様に受付にこだわっている)

その最初がダメだともう全てがダメになる。

2年間のあれもそうだった。

『カランコエの花』

2018年7月15日。約2年前。

ケイズシネマ。

この劇場はオープンと同時にその日の全てのチケットが発売される。
東京・新宿としては異様に古臭い、今となっては東京にしてはありえないスタイルの発売方法をしている。(今現在は知らないが)

この日僕は6番目に並んでいた。
当時『カメラを止めるな!』が上映されている期間だったので、ほとんどの人がそれを買うだろうから、最前で座って観れるだろうなあ、と思っていた。

いざチケットが発売する時間に。

前の4人は何を買ったのは知らないが、1人が『カランコエの花』を買った。

さあ、次の次だ。わくわく。

この時、事件は起きた。

前の人「『カランコエの花』を21枚」

・・・は?

耳を、疑った。

受付の人「わかりました。1,2,3…21枚。お間違いないですか?」

・・・え?

・・・売っちゃうの?

ふ  ざ  け  る  な

なおぽんちょ「『カランコエの花』1枚」

受付の人「はい、番号は23番ですね」

・・・

怒りは止まらなかった。

階段を降り、1階へ。

前に買ったやつがそこにいて、他の人にチケットを配っていた。

「好きな場所に座れますよ~」とニコニコしながら渡していた。

ふざけるな。

ふざけるなふざけるな。

買ったやつも買ったやつだけど。

対応した映画館が一番クソだ。

と怒り狂って書き込んだツイートがこちら。

(怒り狂って映画のタイトルを間違えております、その節は大変失礼しました)

これに、何故か映画の公式サイトが謝罪のリプライを。

公式側は何も言わず。

そのまま入場時間へ。

映画館スタッフ「チケット1番から10番お持ちの方どうぞ~」。

1人入るも、他に誰も入らない。

どうやら騒ぎが本人たちの耳に入ったのか、本人たちは自重したようだ。

ただ、何もしない劇場に苛立った。

映画館スタッフがあれぇ?みたいな顔をして「11番から20番の方」。

また誰も入らない。

スタッフ、またあれぇという顔。

あれえじゃねえんだよお前らのその対応なんだよふざけるなと思いつつ、

「21番から30番の方」

怒りながらも、入場。無事最前は取れた。

ちなみに、自重した人々は、ある程度の番号が呼ばれ終わってから入ったのか、ちゃんと満席になり、むしろ立ち見すら出たほどだった。

これ、自重したから良かったけどさ、自重しなかったらどうするつもりだったのかな、劇場は。
と思い出すたびに苛立つ。
いや、本当に自重したかどうかは分からないけども。

作品はよかったのに、苛立ちの方が勝ってしまったのがなあ…。
本当に、作品に申し訳ない。

ちなみに、この日以降?だったかな、ケイズシネマさんは一度に買える枚数を4枚までにしてた。
今更~笑

これで対応したつもりなんだろうけど、当日は何もしなかったよね、あなたたち。え?それって対応って言えるんですか?

ちなみに僕はこの件があってから、よっぽどのことがない限り、この劇場へは行ってない。(一度のみ)

さらにちなみに『カランコエの花』は、劇場ではその一度しか観てないが、
Blu-rayを購入して再度観させていただき作品の良さをより感じた。
もう一度劇場で観たいなあ。

・・・

まあ、これは異常な例だけど。

受付が悪い劇場や映画館って、たまにあるんよ。

これって本当にイヤだな、って。

上のケイズシネマの件で、余計思うようになってしまって。

だからこそ今日もね、そういう感じになってしまったわけですよ、ええ。

まあ全然違うんだけど。同時に呼ぶ、っていうのでふとケイズシネマを思い出してしまってね、うん。

好きな作品だったり、思い入れのある作品だったり、すごい楽しみな作品であるほど、そういうことが起こると残念でしかないんだよね。

入場時間のこともあって、同時に入れているのは分かるけども、もう少しだけでも観客のことを考えてもらえたら嬉しいなあ、って。

うん、映画の感想じゃないな、

全然。映画の感想書くつもりだったんだけどな、うん。

とりあえず、また行けたらいいなあ。音は本当よかったんだよ、うん。またあそこで観たい。

地方も行こう。県外行けるようになったんだもの。行こう。楽しみだ。

・・・

終わってラーメン食べて帰ってる最中にふと悔しくて泣きそうになったことは別内緒ではない。

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