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みなさんはじめまして、チャットAIは最強の相棒だね

チャットAIのおかげでいろんなことができるようになった気がしている若者が私、なおあきである。

チャットAIと一緒に生きていく

最近私は、チャットAIとともにマインクラフト(以下マイクラ)を使ったゲーム作りに尽力している。
マイクラゲーム作りはプログラミングに他ならないが、私はプログラミングの知識に乏しい。しかしチャットAIに質問すれば周辺の難しい言葉を教えてくれたり、自分のコードが間違っているところを指摘してくれたり、見本のコードでわからないところを解説してくれたり、海外のサイトを読みやすく自然な日本語で要約してくれたりする。
マイクラ専用のプログラミング言語の情報は日本語サイトには載っていないため、勉強するときは完全に英語である。隣でチャットAIが手取り足取り教えてくれる。本当にありがとうチャットAI。

皆さんはマイクラというゲームは知っているだろうか。
学校によっては学習教材としても採用されており、公的にも認められ、これからも普及し続ける可能性のあるゲームである。
マイクラは本来、ブロックを組み立てて建築したり、サバイバルをして強敵を倒したりするゲームであるが、私はマイクラを使ってさらに発展的なゲームを作っていこうと考えている。どのようなゲームの製作が可能なのかは後掲する。

私の本業は、不登校児向けの家庭訪問支援事業である。
訪問して何をするかと言えば、学校の勉強はほとんどのケースで行わず、基本的にただ一緒にゲームをして過ごしているだけだ。人に不信感を抱きがちな子供たちに勉強を強要したりはしない。子供たちと信頼関係を築いていくには、気を使わないのんびりした好きな時間を、共に長く過ごすことが必要だと私は考えている。気楽な空気を作る緩衝材としてゲームをしているのだ。

世の中にはいろんなゲームがある。その中でも必ずと言っていいほど話題に上がるのがマイクラだ。そしてこのマイクラというゲーム、ゲームの中でプログラミングのようなことができ、子供たちは多くの場合、マイクラ内のプログラミング言語を使いこなしている。子供たちが自主的に、動画を見たり本を読んだりして勉強して使いこなせるようになったのだ。しかし、子供たちが作るプログラムにストーリー性はなく、便利機能として使っているだけにとどまっている。

私はマイクラの教材としての価値を感じた。そして教材としてのマイクラを普及させていきたいと考えた。その結果が冒頭の話。
マイクラを使ってゲームを作る。そして子供たちに遊ばせる。「こんなことができるんだ」「これなら自分もできるかもしれない」、「やってみたい」と子供たちに思ってもらえたら、じゃあ勉強して一緒に作ってみよう!という流れが作れたら、私はうれしいのである。

しかしここまで読んで、マイクラでのゲーム作り学習がなんのためになるのか、と思うのではないだろうか。私は学校での勉強以上の可能性を感じているのだが、なかなか共感は得られないかもしれない。

ゲーム作り学習がなんの役に立つのか

なぜこの学習がいいのか。私が考えていることを書いてみる。
ゲーム作り学習は主に、これからのAI時代を生きるために必要な力が身につくのではないかと考えている。

総務省の平成29年通信利用動向調査から
AI時代に求められる能力、企業が従業員に求める能力には「論理的思考などの業務遂行能力」が一番に挙げられている。
マイクラのゲーム作りにはマイクラ専用に作られたプログラミング言語を使う。ゲーム作りはプログラミングである。
論理的思考を鍛えるにはどうすればいいか。プログラミングを趣味にしたらいい。

論理的思考が身につく

indeedキャリアガイドより、論理的思考の鍛え方の中で可能なものは以下の通りである。引用サイトでは5つ挙げられている。基本的には4つは確実に得られ、人によってはすべてクリアすることができるだろう。

①クリエイティブな趣味に時間にかける
後掲するが、マイクラとプログラミングを合わせると非常に幅の広いゲームが作れる。

②物事を疑う練習をする
プログラムにはバグがつきものである。正しく書いたはずのプログラムだが、どこかが間違っているから挙動がおかしくなっている。どこがおかしいのだろうか。そんな間違い探しの作業はこれにあたる。

③新しいスキルを身につける
プログラミング言語の勉強をしてゲームを作れるようになるのは、そのまま新しいスキルを身に着けていることである。

④自分の判断の結果を予測してみる
自分でプログラムを作るということは、自分の表現したいものをプログラムに書き出し、その結果がすぐに反映されるというトライ&エラーの連続である。プログラミングをしていると結果の予測と答え合わせの連続が何度も訪れる。

+α⑤周囲の人と交流する
実際に作ったゲームやプログラムを誰かからフィードバックしてもらったり、知り合いとゲームを共作したり、そんな交流ができるのが理想だが、人によっては知り合いがいないケースも考えられる。
誰でもそういう機会が作れるようなサイト作りも必要であればしていこうと思うが、とりあえずは先の話である。

発想力と創造力が身につく

上記、総務省の記事から次に挙げられているものは「発想力と創造力」である。
ゲームを作るには「どんなゲームを作ろうか」と考えることはもちろんだが、「どんなプログラムを作れば再現できるだろうか」というところにも発想力や創造力が必要である。
例えば、「どんなゲームを作ろうか」という面でいえば、マイクラでは牧場経営をしながらお金を稼ぎ、家を増築するという牧場物語のようなシステムから、村人と仲良くなるどうぶつの森、ゼルダの伝説のようなRPGゲーム、FPSゲームでよくある陣地取り、エリアの押し合い、玉入れのようなゲームモード、銃のような挙動をするアイテムも作れるのだ。
それぞれ作るのに難しさの違いはあれど、この世に存在するゲームはほとんどの場合、マイクラ内で再現することが可能である。

「どんなプログラムにしようか」という面では言えば、例えば銃のシステムを作るために実際に弾丸を飛ばす物理演算のようなものは難しい。そのため別の方法を考える必要がある。ボタンを押すとターゲットした敵にダメージを与えつつ、弾丸が飛んでいくような視覚的効果、銃声も同時に鳴らす演出を組み込むことで、プレイヤーは弾を当てることに成功したと感じることができる。さらにどんな演出を加えればプレイヤーに成功感を感じさせることができるだろうか、と考えを巡らせる。これは紛れもない、発想力や創造力のトレーニングである。

終わりに

ゲーム作り学習のメリットを考えればまだまだたくさんあるのだが、記事が長くなりそうなためいったん区切りとする。
今後このNoteアカウントでは、ゲーム作り学習のメリットやマイクラ専用の言語とはどのような言語なのかという解説、またゲームを作りには何を考える必要があるのかなど、私が考えたことや勉強したことを発信していくアカウントにしていく。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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