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家族という名の混乱①

今まで語ってこなかった、家族のはなしを書きます。

恥ずかしいし、しんどいし、おおっぴらにするような話ではないのですが、
なぜ書こうかと思ったかというと、
自分の中に留めておくことがもう出来なくなってきたからです。
そしてきっと共感する人もいると思ったから。
1人じゃないんやで、と言いたくなりました。

でもめちゃくちゃプライベートなことだしな、
あんまり拡散されたくないな、
という様々な矛盾の気持ちもあり、このシリーズは
有料noteにします。
それでも読みたい人だけ読んでください。
(有料部分をスクショして晒したりするのはご遠慮くださいませ)


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「年末年始は実家に帰るの?」
「実家がゆっくり出来て1番ラクだよね」
「兄妹が多いと賑やかでしょう」

そんな会話が始まると、
はじめの0.3秒ぐらい、私は話を合わせようとする。
でも変に嘘をつくのも薄っぺらい感じがして...かといってこれは単なる日常会話で、込み入った話をすることを相手は望んでいないだろうと思いながら、口がへの字に曲がる。
結局「あ〜」「う〜ん」「まあ〜」とか、なんかよく分からない曖昧な返事をして、次の話題に変わるようその場を凌ぐ。


私にとって、家族はめんどうくさいもの、
ひとことで言い表すなら
【混乱】だからだ。

私の両親は、ふたりとも変わっている。
両親なりに愛情はあるのは分かるし、優しいところもある。
でも、困った時に頼りにできるタイプではなく、
むしろ「私がしっかりしなきゃ」と思わざるおえなかった。

母はウエットティッシュをハサミで開けるような人で、
父はマツタケをとりにスウェーデンまで行くような人だった。

「尊敬する人は両親!」
と言える人が正直に羨ましいし、
メンタルが弱っている時には、そんな人がまぶしすぎて
私の中のソウルジェムが †漆黒の闇色† に濁ってしまいそうになる。

幼い頃から、私は無意識のうちに母を反面教師にして生きてきた。
社交的で、おしゃべりで、天然で、人と仲良くなるのが上手い母。
はたから見たら面白い人かもしれない。
それがなぜ反面教師になるのかというと、その裏で
「犠牲になったもの」がたくさんあったからだ。 

恋人とか夫婦とか、よく話をする人とは、
会話の内容を話す前に声のトーンで
ネガティブなことか、ポジティブなことか、
分かるようになったりしないだろうか。

私の場合は、
母が電話に出た時の第一声で、
どんなことを言いたいのかがわかる。

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