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学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要がないことと、熱中症予防行動のポイント

「学校の体育の授業におけるマスク着用の必要性について」5月21日付でスポーツ庁から事務連絡が出ていました。
https://www.mext.go.jp/content/20200521-mxt_kouhou01-000004520_3.pdf

「運動を行う際にマスクを着用する場合、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクが指摘されております。
このような運動時のマスク着用による身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要ありませんが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、下記の事項を十分に踏まえた対策を講じることが必要です。」

下記の記載もあります。
「運動時にはN95マスクなどの医療用や産業用マスクではなく、家庭用マスクを着用するよう指導すること。」

また、環境省と厚労省から5月26日付で「熱中症予防行動について」の事務連絡が出ています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000633494.pdf

熱中症予防行動のポイントとして、以下が記載されています。
「夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。」

熱中症予防行動のポイントで、以下が示されています。
1.暑さを避けましょう
・エアコンを利用する等、部屋の湿度を調節
・感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、
 エアコンの温度設定をこまめに調整
・暑い日や時間帯は無理をしない
・涼しい服装にする
・急に熱くなった日等は特に注意する

2.適宜マスクをはずしましょう
・気温・室温の高い中でのマスク着用は要注意
・屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、
 マスクをはずす
・マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、
 周囲の人との教理を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休憩を

3.こまめに水分補給しましょう
・のどが渇く前に水分補給
・1日あたり1.2リットルを目安に
・大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

4.日頃から健康管理をしましょう
・日頃から体温測定、健康チェック
・体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養

5.暑さに備えた体作りをしましょう
・暑くなり始めの時期から適度に運動を
・水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
・「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度

高齢者、子ども、障害者の方々は、熱中症になりやすいので十分に注意することと、3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけが大事とのことですので、心がけたいと思います。

日経xwomanでも記載しましたので、地域のスポーツチーム等で間違った使い方がされないよう、情報が伝わりましたら幸いです。
https://woman.nikkei.com/atcltrc/blog/takadanaomi/post/e3e60db1940c491da60db1940c391dae/



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