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自分の内側のスペース、きれいですか?


先日、「ニュー・アース」の本を少し紹介しました。その後の今日、何気なくめくったページにこんな文章がでてきました。

”そこはかとない不幸”、という小見出しが付いています、、、
なんだか怖い(笑)

エゴは分離を創り出し、分離は苦しみを創り出す。
したがってエゴは明らかに病的だ。ネガティブな状態には怒りや憎悪など見てすぐにわかるものの他に、もっと微妙な状態があって、それはふつうネガティブとはみなされていない。
たとえば短気、苛立ち、神経質、「うんざり」な状態などだ。
こういう状態がそこはかとない不幸を生み出す。それが多くの人の日常的な状態だ。そこに気づくためには、すこぶる鋭敏で、絶対的に「いまに在る」必要がある。そんなふうになれれば、それこそが気づきの瞬間であり、心の支配から脱するときだ。

ニュー・アース/エックハルト・トール著

これは、まさしく今日の私にピッタリの進言ではないですか。

朝から私はホームオフィスで、お店の仕事をしていました。
けれど、今日の仕事に必要な書類が店にあったので、夕べ、用があって店に行った夫に、書類を持って帰って欲しいと頼んでいたのです。

さあ、今朝仕事をしようとすれば、封筒の中、必要なものが入っていない。
今日は朝早くから出かけた夫に、電話で確かめたら、
「あ、書類、間違えてたね~、ごめん、ごめん」
だなんて。

そして、他の仕事に手をつけるため、店のマネージャーが毎月2度、メールで送ってくれる書類をチェック。
小さなミスをたくさん見つける。
なんで、なんで?
これがちゃんと仕上がってないと、私は自分の仕事に取り掛かれない。

それらの解決策を取りながら、さらなる仕事の段取りに。
スタッフ全員に2週間前からお願いしておいた個人情報のアップデートが、数人届いてないことが発覚。
あ~、何度言えば、出してくれるんだろう、としょんぼり。

ほらね、
朝からなんという「うんざり」の連続(笑)。

それでも、すぐに持ち直して、

「大丈夫、大丈夫。店にいるスタッフに書類の写真撮って、送ってもらおう。いつだってこうやって他の方法が見つけられるんだから」

「マネージャーのミスなんて、久しぶり。いつもほんとに良くやってくれてるよね。このミスのお陰で、次回からどうすればいいか、システム改善になるしね」

「すぐにアップデートした書類を送ってくれたスタッフも、たくさんいるよね。従業員には10回言わないとだめ、っていう経営者もいるくらいだから、私はこのくらいでラッキー!」

そうやって、自分の機嫌を取りながら、口角を上げる。

そうすれば、もやもやは、雲が過ぎ去っていくみたいに、消えていく。
(この時、なかなかもやもやがなくならない場合は、立ち止まって、その感情を受け入れ、認める作業をしてあげることも必要だと思いますよ。)

自分の心の中、内側のスペースがどうなっているのか、気づけてよかった、

”そこはかとない不幸”なんて、まっぴら。
そして、最愛の夫や大好きなスタッフのことをうんざり思うのも、嫌。
自分のことも、相手のことも、素敵なところ、うまくやっているところにスポットを当てていたい。
そうすることが、私の気分も最高に良くしてくれるから。

でも、ほんとに気づかないこと、多いよね、
ちょっとした、苛立ち、うんざり、がっかり。
それらはとっさにやってくる。
それは、もう素早くて。でも、それを長居させるかどうかは、こちら次第。

エックハルト・トールの他の著者、「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(原題 Power of Now)には、それら、苛立ちに対しての対処法が、書いてあります。

声に出す、出さないは別として、自分がふだん文句を言っていないか、チェックしてみましよう。
出来事や誰かの言動について、または環境、境遇、天気について、ぐちをこぼしていませんか?
なんであれ、文句を言うということは、必ず「すでにそうであるもの」を拒否していることを意味します。(中略)

あなたには3つの選択があります。
一つは状況から身を引くこと。
二つ目は状況を変えること。
三つ目は状況を完全に受け入れること。

自分の人生に責任を持ちたいなら、この3つの中から、ひとつを選ぶことです。しかも、今すぐ選んでください。そして自分の選択が導いた結果を受け入れます。言い訳をしてはなりません。ネガティブなものをこしらえてはなりません。自分の内側のスペースはいつもきれいにしておくのです。

自分の内側のスペースはいつもきれいにしておくのです。



そうなんです。私たちの心はいつも、神社の境内のように掃き清められているべきなんです。そのように世話してあげるのが、自分への大きな愛。

自分、いっぱい愛してあげましようね。






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