見出し画像

どんな最期を迎えたい?介護職員になって考えたこと

どうも!ナオです!

インドのジャイサルメールでの1枚を載せてみました✌️


今日は、仕事中に考えたことを書きますね。

色々な経緯があって、新卒で4月から
「特別養護老人ホーム」(以下、特養)で働いている私ですが
毎日たくさんのことを考えさせられます。

数ヶ月前までは自分が介護をするなんて思ってもみなかった。

介護のイメージって、「大変そう」「給料低い」
みたいなマイナスなものが先にくると思うんです。

実際に働いてみて3か月目ですが、一言「おもしろい」

だって、入居者それぞれの人生の最終目的地(特養)に
赤の他人の私が携われるっておもしろくないですか??

戦争を経験している方もいて
疎開した話、外国に出兵した話、防空壕の話、原爆の被曝の話、

など、私が今後経験することはないことを
経験してきた方たちがいます。

その他にも、舞台女優をやっていた方
家族に愛されて、惜しまれながらも入所された
訳あって緊急入所となった方

本当に「十人十色」です。

いわゆる「介護技術」てきなものは
覚えてしまえば、ひとりひとりに応用が効くので
最初はめちゃくちゃ苦労しましたが
まあ慣れてしまえば……。って感じです。

(もちろん、介助するたびに責任感と緊張感を持って行っています。)

「大変そう」なのは、感じ方はそれぞれだと思います。
私の場合、大変だけど「おもしろい」が勝ちます。笑

「給料低い」に関しては、私の職場はそんなことないかなあ!
手当(早番、遅番、夜勤)や残業代もしっかりつきますし
資格手当(社会福祉士)もついて、まあまあ貰えてます😏

でも、今日、ある入居者の方と話して
複雑な感情になり、涙が出そうになることがありました。

先輩職員が担当していたAさん

6月から〇〇さん(私)がAさんの入居者担当になり
私(先輩職員)が副担当になりました。
これからは〇〇さん(私)に何でも話してくださいね!
私はサポート側にまわるので!

と、Aさんに伝える先輩。

するとAさんは
涙を流しながら、「そうなの〜そんなこと言わないでよ〜寂しいなあ」
と悲しがっていた。

ああ、信頼関係ってこんなにも素敵なんだな、私にできるかな

と不安と感動でいっぱいになった。

入居者担当は、本人の主に衣食住について考え
ケアプランというものを立てる。

最近、ご飯が食べづらそうなAさんに

「体の調子と理学療法士の意見を踏まえて食事形態を変えてみませんか?」

と先輩が、以下の点から、このようにAさんに話した。

・最近、食べるときに飲み込みにくさがあり、むせることが多い。

・PTの先生から、食事形態をペースト食に変えてみては?と提案が。

食べることが好きで、昔は自営店のスナックで料理も出していたAさん。

飲み物にとろみをつけることや
食事をペースト状にすることに抵抗があるらしい。
(誤嚥を防ぐために食べやすくする方法)

「なんでもいいよ食べれるなら」
「喉に詰まっていいから早くあの世へ行きたい」

と泣きながら話すAさん。

「Aさんには長生きしてほしいので、では食事の一品だけペーストにしてみませんか?」

など、さまざまな提案をする先輩。

なんやかんやで「そうねありがとう!」と
泣きながら答えるAさん。


このやりとりから何を感じたかというと

自分が高齢者になったときに

「好きなものを食べて死にたい」

「ある程度我慢してでも長生きしたい」

例えばこの2択を提示されたときに
答えられるだろうか?

選択できる人生って豊かな人生だと思う。

「これが好きで、食べたいんだよね」

と言われたら、何とかして食べさせてあげたい!と思うが

体のことを考えると、容易に食べてもらうことはできない。

「選択に葛藤ってつきものだな」

って改めて感じた。

Aさんの人生の最期に、私が携わらせてもらうからには
豊かな人生になるように、一緒に考えていかなきゃな。

生きるのが幸せ?
好きなことをするのが幸せ?

頭の中がぐるぐるしてる。


こんなことを考えながら、チャリを漕いで帰宅した。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?