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言葉に想いをのせて〜メールでエール〜

私が請け負っている業務の一つに「メール代行」があります。
クライアント様の想いをメールに乗せてユーザー様へお届けする、作業していてとても楽しい仕事です。

皆さんは、相手から来たメールを読んだ時になんだか心が少し温まるような感覚になった事はありませんか。

文章が読みやすい、丁寧な言葉使いで好感が持てるなどといった技術的な事で相手に喜んでもらう事は、ある程度学べばできる事だと思います。
でも、心が温まるようなメールってきっと技術だけの話ではないはず。

例えば、御礼のメールを打つ時に同じ文言を使ったとしても、本当に心から感謝しているとその「想い」は文章にのって相手に届くので、ふんわりとした感じ。
逆に、本音ではたいして御礼の気持ちはないけど便宜上打ったメールは、なんだか少し硬い雰囲気を醸しています。

「え?何言ってるの?」と思うかもしれません。でも、本当にメールをはじめとした文字だけのやりとりをしていると、明らかに文字や文章の内容とそこから受け取る印象の違いに違和感を感じたり、短文しかないのにとても嬉しい気持ちになることがあるんです。

ちなみに、事務代行で活躍している方とお話をした時に同じような事を言っていたので、もしかしたら多くの文字のやりとりをする職種ならではの職業病なのかもしれません。

文字から文字以外のなにかを受け取る、そんな事があるのを知っているからこそ、メール代行の仕事をする時は、明るい元気な気持ちでの作業を心がけています。
相手が受け取った時に、そのメールからちょっとの元気をもらって欲しいから暗い気持ちでは作業しない!明るい曲と美味しいお茶をお供にテンションを上げます。

そして、相手の文章をよく読むことで、そこに込められた想いを拾えてその人へどう返したら喜んでもらえるかが分かってくるような気がします。いくら応援したいと思っても的外れな返信だとかえって逆効果だし‥と思いながら、真剣に文章を読んでいる時は、カウンセラーになった気分です。

こうやって作った返信メールが、相手にとって少しでも元気が出るものになれば、その方が満足するのはもちろん、満足から何かが生まれるかもしれない。それは、クライアント様の利益や喜びにつながるかもしれない。

たったメール1通、でもこのメールは何かがつながる「第一歩」だと思います。
だからこそ、できる限りの感謝とエールを込めて、1通1通を大事にしながらメールを作るのです。

もしかしたら、社交辞令で「楽しそう〜」なんてLINEで打っても、相手には本音が伝わっている時もあるかと思います。
(ちなみに私は、LINEだとかなり相手のテンションが分かります。行きたい、って言ってかわいいスタンプをめっちゃ使っているけど実際全然来る気じゃないな、とか笑)


言葉には想いが乗る、ちょっと意識するだけで受け取った相手と今まで以上に親密になれるかもしれませんね。

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