あがいている間に何かが見つかる
こんにちは。今日は「あがき」について。
悪い状況であがくということ
人生では何度も、自分の努力だけではどうにもならないことにぶつかります。そして、頑張り続けることが全て正しいとは限りません。
生き方がうまくなればそこらへんの切り捨てる・あがき続けるの判断基準ができるのかもしれませんが、少なくとも今の自分は頑張り続ける、あがけるだけあがき続ける、というのが基本ですね。
それで色々と失敗している、というのはそうなんですが、私の意識の上ではあがくことが結構メリットのある行為になっているわけです。
そんなわけで、今日は諦めが早い人向けにあがくメリットを書いた記事になれば良いなぁ、と思います。
あがくってなんだろう
あがくと言うのは漢字で書くと「足掻く」で、足をバタバタさせる意味があるようです。
溺れた状態から助かろうとあがく、というのが使い方としてはしっくりきますので、今回はこの例文をベースに考えます。
上記の例文をもとにすると、「あがく」は「頑張る」とはちょっとニュアンスが違うものに見えます。
泳いでいるときは頑張るで良いと思うんですが、この場合は溺れている。つまり有効な方法がわからない状態で必死に生きようとしている、という状況になります。
実生活に引き戻すなら、あがきをやめることは死、つまりその課題を諦めることに繋がります。もちろんこれは実際の死ではありませんからそれと同等のインパクトのある話ではありません。
そしてあがいている間に陸地に近づき、助かる=課題が解決することもあります。
これには相当な体力・精神力を使うことは言うまでもありませんが、それでもたどり着いたという達成感はひとしおです。
あがくことで見つかるもの
ところで、あがき始めたら解決まであがきっぱなしかというとそういうわけでもなく、あがいている間に自分なりの泳ぎを覚えるケースがあるとも思っています。
つまり、解決できない課題の中で必死に生きようとしている間に法則性が見つかったり、自分を俯瞰できたりすることで、自分なりのやり方を見出す、という話です。
こうしてあがく中で覚えた泳ぎ方は自分に強烈に刻み込まれると思います。自分の中で問題解決の「型」になることもあるでしょう。
なにせあがいている(マイナス)状態から泳ぐ(プラス)状態まで自分を持っていく、そこまで含めて自分に最適化したやり方ですから。
そしてあがいている状態は生きるか死ぬかの瀬戸際です。そこではじめて見出し、発揮される潜在能力的なものもあるでしょう。
もちろん泳いでいる間に泳ぎ方を見いだせるとは限りません。ですが、別の課題に入ったとき、前の課題=前世であがいた記憶が有効に働くこともあります。
課題の中であがく様は外から見れば無様に見えるかもしれません。ですが私は、ある程度あがく段階をふまないと見事な動きはできないとも思うのです。
……もちろん、あがきっぱなしだと疲れるのも早いので、バランスは大事ですけれども。
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