Python3エンジニア認定実践試験が発表されたので受験するメリットを考えてみた
Python3エンジニア認定実践試験とは?
今年に入ってから新しく発表された認定試験になります。
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会様のサイトによると以下のような試験になっています。
キーワードとして「実践的」に使っていくという点があるかと思います。これまでも基礎試験、データ分析試験といった認定試験はありましたが、いずれもPythonの文法やデータ分析に使用するライブラリに関しての基礎を問う問題が多かったです。
今回の試験はその応用編といったところでしょうか。
実際の中身は?
こちらも一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会様のサイトより引用させていただきました。
まだ中身までは見ていませんが、やはり基礎試験よりも内容は深く、分量も多くなっています。
注目したいのが出題割合です。3章 Pythonの言語仕様 が17.5%、6章 テキストの処理 が10.0%と、章によって出題される問題の割合が異なります。もし受験を検討される方は勉強の参考にしてください。
受験のメリットは?
①Pythonに関する実践的な知識が身につく
試験概要にもあるように今回のテーマは「実践的」。つまり企業などでPythonを用いる際にすぐに使えることを想定しているはずです。基礎的な試験だけではあまり意味をなさないこともあるので、これは朗報と言えるでしょう。
②Pythonに関する幅広い知識が身につく
試験範囲をみた限りですが、範囲がとても広いように思われます。これらのことをすべて学べば少なくてもどれかは実務に役立つことが予想されます。
③転職や就職に有利?
この辺はこの資格がどこまで企業に認知されるかがカギとなるでしょう。ですが、少なくてもPythonに関する実践的な知識を証明するとなれば興味をもってくれる企業も多いと思います。
デメリットは?
①受験費用が高い
他のIT系資格に比べて1万2千円(外税)はやや高めです。会社から費用負担があるという方は気にならないかと思いますが、個人で受けるにはちょっと躊躇しますね。この辺もいろいろおまけをつけるなどを検討していただく必要はあろうかと思います。
②機械学習系の実践試験ではない?
タイトルを見ただけですが、言語仕様やコーディング規約に重きが置かれ、Pandas、scikit-learnといった機械学習系の内容は少なく感じます。この辺はあくまで基礎試験の上位試験という位置づけなのでしょうか?データ分析試験の上位試験といったものも検討されているのか?興味深いところです。
受験するかどうか迷ったら?
迷ったら「受験する」の一択です。
人はやった後悔よりもやらなかった後悔のほうが大きくなります。私も迷いましたが受験する方向でテキストを購入してみようと思いますので、少しでも興味を持たれた方はぜひ受験しましょう!
テキストを読んだレビューなどはまた後日お伝えできればと思います。
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